OO中心戯れ言ばっか。ハム至上主義で刹受け中心カオスブログ。

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明治パロがまだ描き終わっていないので繋ぎとして。
前の携帯に入ってたネタを発掘しました。
せっさん(イノベ)は鬼でハムは考古学というか鬼について調べる学者さん。
鬼を祀るカタギリさんちに二人とも居候してます。
多少あれなのでR―18。
前の携帯に入ってたネタを発掘しました。
せっさん(イノベ)は鬼でハムは考古学というか鬼について調べる学者さん。
鬼を祀るカタギリさんちに二人とも居候してます。
多少あれなのでR―18。
暗闇にちらちらと金色に光る虹彩を、愛しげにグラハムは見つめた。
「そんなに見て楽しいものか」
先ほどまで激しく動かしていた腰をも止め、じっと瞬きすら忘れ見つめてくる彼に、刹那は不思議そうな顔をする。
忌むべきもの、恐れ崇められるための瞳を、ここまで真剣に、そして楽しそうに見つめてくるのは彼だけであった。
「ああ」
もっとよく見えるようにと彼が刹那の汗ばんだ前髪を撫であげる。
その優しい手付きに刹那は瞼を閉じた。
「私がずっと求めていたものだからね」
人ならざる者。
鬼の証である瞳。
優しく抱き締め、満足そうに目をつむるグラハムに対し、あどけない顔をしていた刹那の表情が翳る。
グラハムは刹那の表情に気づいておらず、身を捩り離れようとする彼女を捉えて離そうとせずに、火照る首筋に口づけた。
「愛しているよ」
そう甘く囁き、吸い付き赤い花を咲かす行為に高まっていた体は熱くなったが、裏腹に刹那の心は冷たく淀んだ。
こいつが求めているのは鬼だ。
決して俺ではない。
長年眠り続け磨耗したはずの感情が、この男に愛でられる度に溢れでる。
ましてや愛だの思慕など、遠い昔にも受けたことも感じたこともない情念だ。
鬼として畏れられ、奉られ時には使役されることもあったから、鬼であることは当然だったはずなのに。
全ては腹の中に収まっている楔のせいか。
それが、人だった頃の感情を呼び起こしているのだろうか。
「ん」
首筋に唇が触れる度に、身体は自分で浅ましいと思う程反応する。
グラハムもそれに気づいたのか、優しく撫でていた手を腰に下ろす。
柔らかかった楔がまた固くなるのを感じ、刹那はあっと声を漏らした。
「まだ、やるつもり、なのか…」
「流石の君も疲れるのかな?」
そうからかうグラハムに、刹那はあきれた視線を送ってみせた。
疲労という概念はないが、それでも腹に満たされた白濁がごぷごぷと揺れる感触、漏れだし布団にしみを作る液体を見る限り尋常ではないくらいに行為を重ねられたことに呆れてしまう。
「あんた、本当に人間か」
「残念ながらね」
皮肉のつもりで呟けば彼は胸に手を伸ばし先端に触れる。
柔らかく揉まれ、意思とは裏腹にむずむずとする身体に自分もまた人間としての性機能が残っていたのかと自嘲する。
心が擦りきれていれば、快感が消え失せていれば、この男の首筋に容易く爪を突き立てて血を啜っていたのだろうか。
「あと一回だけ」
甘えた声が思考し頑なであった部位を麻痺させる。
刹那は眦を緩め、答えの代わりに首に手を回した。
彼は疲れた様子すら見せず、ゆっくりと腰を動かし始める。
乱れて熱にうかされていれば何も考えなくていい。
愛情も、痛みも、一時的には快感が隠してくれるから。
その男と出会ったのは、嵐の夜であった。
「刹那」
石の中で何年も眠っていた刹那を起こしたのは、まるで親しい友人を呼ぶような柔らかな声。稲妻に照らされ、濡れた見事な金髪が輝く。
「何者だ」
その名を知るのはかつて刹那を封じたカタギリ一族のみ。
だが目の前にいるのは柔らかな髪と白い肌を持つ…見たことのない色彩の人。
「私はホーマー氏の弟子、グラハム・エーカー」
「…ぐらはむ?」
聞き覚えのない名前に訝しげな顔をすると、「流石の千年を生きる鬼も異国人はみたことないのかね?」と雨に濡れた口元を歪めてみせた。
からかわれているのか、とむっとすれば、グラハムとやらは手を差し伸べてきた。
今までみたことのない、赤みがかった白磁の掌。
「私と共にいかないか?」
その日以来、刹那はグラハムと行動を共にすることにした。
名前で縛られているとはいえ、公約通り、グラハムは刹那を拘束することも命令することもなく、ただ研究の為と傍に置いた。
最初こそ周囲の人に畏れられたが、刹那が子供の姿であること、そして害をなすことはないと悟り、距離は置きつつも過度に恐れたりすることはなくなった。
千年近く眠っていたのだ。
久しぶりに人と話すことに予想以上の楽しみを感じた。
下界の様子を語る使用人達、専門的な話を聞き出すカタギリ家のもの達、そしてグラハム。
ハイテンションでまくし立て、鬼の伝承を刹那によって確認し、刹那が語ること、見せる怪異の一つ一つに感動する男。
刹那を畏れ嫌悪、もしくは機嫌を伺うものはいたが、玩具で遊ぶ子供のように目を輝かせ、また興味を持つ存在には会ったことがなかった。
彼に呆れさせられることも多かったが、それ以上に変化に満ちた彼の反応は、長い年月で退屈しきっていた刹那を視覚的にも精神的にも楽しませた。
鬼と化し、力をもてあまし近隣に被害を及ぼし祟り神として封印された頃と違い、誰かの為になれる日々。
最も、グラハムが研究を終わらせるか、命尽きればまた封印されるだろう。
それまでは下界を楽しもうと一時の暇潰しだと軽く考えていた。
グラハムの、鬼への異常としか言えない執着に気づくまでは。
「そんなに見て楽しいものか」
先ほどまで激しく動かしていた腰をも止め、じっと瞬きすら忘れ見つめてくる彼に、刹那は不思議そうな顔をする。
忌むべきもの、恐れ崇められるための瞳を、ここまで真剣に、そして楽しそうに見つめてくるのは彼だけであった。
「ああ」
もっとよく見えるようにと彼が刹那の汗ばんだ前髪を撫であげる。
その優しい手付きに刹那は瞼を閉じた。
「私がずっと求めていたものだからね」
人ならざる者。
鬼の証である瞳。
優しく抱き締め、満足そうに目をつむるグラハムに対し、あどけない顔をしていた刹那の表情が翳る。
グラハムは刹那の表情に気づいておらず、身を捩り離れようとする彼女を捉えて離そうとせずに、火照る首筋に口づけた。
「愛しているよ」
そう甘く囁き、吸い付き赤い花を咲かす行為に高まっていた体は熱くなったが、裏腹に刹那の心は冷たく淀んだ。
こいつが求めているのは鬼だ。
決して俺ではない。
長年眠り続け磨耗したはずの感情が、この男に愛でられる度に溢れでる。
ましてや愛だの思慕など、遠い昔にも受けたことも感じたこともない情念だ。
鬼として畏れられ、奉られ時には使役されることもあったから、鬼であることは当然だったはずなのに。
全ては腹の中に収まっている楔のせいか。
それが、人だった頃の感情を呼び起こしているのだろうか。
「ん」
首筋に唇が触れる度に、身体は自分で浅ましいと思う程反応する。
グラハムもそれに気づいたのか、優しく撫でていた手を腰に下ろす。
柔らかかった楔がまた固くなるのを感じ、刹那はあっと声を漏らした。
「まだ、やるつもり、なのか…」
「流石の君も疲れるのかな?」
そうからかうグラハムに、刹那はあきれた視線を送ってみせた。
疲労という概念はないが、それでも腹に満たされた白濁がごぷごぷと揺れる感触、漏れだし布団にしみを作る液体を見る限り尋常ではないくらいに行為を重ねられたことに呆れてしまう。
「あんた、本当に人間か」
「残念ながらね」
皮肉のつもりで呟けば彼は胸に手を伸ばし先端に触れる。
柔らかく揉まれ、意思とは裏腹にむずむずとする身体に自分もまた人間としての性機能が残っていたのかと自嘲する。
心が擦りきれていれば、快感が消え失せていれば、この男の首筋に容易く爪を突き立てて血を啜っていたのだろうか。
「あと一回だけ」
甘えた声が思考し頑なであった部位を麻痺させる。
刹那は眦を緩め、答えの代わりに首に手を回した。
彼は疲れた様子すら見せず、ゆっくりと腰を動かし始める。
乱れて熱にうかされていれば何も考えなくていい。
愛情も、痛みも、一時的には快感が隠してくれるから。
その男と出会ったのは、嵐の夜であった。
「刹那」
石の中で何年も眠っていた刹那を起こしたのは、まるで親しい友人を呼ぶような柔らかな声。稲妻に照らされ、濡れた見事な金髪が輝く。
「何者だ」
その名を知るのはかつて刹那を封じたカタギリ一族のみ。
だが目の前にいるのは柔らかな髪と白い肌を持つ…見たことのない色彩の人。
「私はホーマー氏の弟子、グラハム・エーカー」
「…ぐらはむ?」
聞き覚えのない名前に訝しげな顔をすると、「流石の千年を生きる鬼も異国人はみたことないのかね?」と雨に濡れた口元を歪めてみせた。
からかわれているのか、とむっとすれば、グラハムとやらは手を差し伸べてきた。
今までみたことのない、赤みがかった白磁の掌。
「私と共にいかないか?」
その日以来、刹那はグラハムと行動を共にすることにした。
名前で縛られているとはいえ、公約通り、グラハムは刹那を拘束することも命令することもなく、ただ研究の為と傍に置いた。
最初こそ周囲の人に畏れられたが、刹那が子供の姿であること、そして害をなすことはないと悟り、距離は置きつつも過度に恐れたりすることはなくなった。
千年近く眠っていたのだ。
久しぶりに人と話すことに予想以上の楽しみを感じた。
下界の様子を語る使用人達、専門的な話を聞き出すカタギリ家のもの達、そしてグラハム。
ハイテンションでまくし立て、鬼の伝承を刹那によって確認し、刹那が語ること、見せる怪異の一つ一つに感動する男。
刹那を畏れ嫌悪、もしくは機嫌を伺うものはいたが、玩具で遊ぶ子供のように目を輝かせ、また興味を持つ存在には会ったことがなかった。
彼に呆れさせられることも多かったが、それ以上に変化に満ちた彼の反応は、長い年月で退屈しきっていた刹那を視覚的にも精神的にも楽しませた。
鬼と化し、力をもてあまし近隣に被害を及ぼし祟り神として封印された頃と違い、誰かの為になれる日々。
最も、グラハムが研究を終わらせるか、命尽きればまた封印されるだろう。
それまでは下界を楽しもうと一時の暇潰しだと軽く考えていた。
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「非晶質。」にようこそ。
ここはグラハム・エーカー至上主義グラ刹になりそうな予感のする二次創作腐女子ブログです。
初めての方は「ハジメニ」を読んでください。わからずに突き進むと大変なことになります。
にょただらけなので苦手な方はご遠慮ください。
感想、誤字脱字、その他管理人に突っ込みたい方は最下部のメルフォからか、↓の☆を@に変えてお願いします。
ham_otomeza_12g☆yahoo.co.jp
管理人:流離
since:20071112
更新停止中。twitterで色々妄想してます。
サイト FE覚醒ブログ(NL中心)
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