OO中心戯れ言ばっか。ハム至上主義で刹受け中心カオスブログ。

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グラ刹♀です。とくに刹那がニョタな意味はない。
ただビリスメにあわせたかっただけです。
最終回後の妄想。
ただビリスメにあわせたかっただけです。
最終回後の妄想。
変革された地球連邦。
アロウズは解体され、司令であったホーマー・カタギリの自決によって終止符を打たれた。
カタギリもまた叔父の死に動揺する間もなく様々な尋問を受けたり軍法裁判にかけられたりと慌ただしかったが、ようやく元の研究三昧な日々に戻ることが出来た。
PCの傍に置いてある写真は愛しい彼女とのもの。
CBとして生きることを決めた彼女は今はカタギリの元をはなれている。
返事も保留だが、かまわない。
全てが終わり、生きて返ってきた時に答えは聞くと約束したのだ。
待つのは慣れすぎているから平気だよ。
そう言えば、彼女は申し訳なさそうに微笑み、しかし約束してくれた。
必ず、返ってくると。
「さて、君の思い人はどうなんだい?」
傍らで窓から身を乗り出す友人に問いかければ、金髪を靡かせた彼は振り返り笑った。
酷い傷痕はそのままだけど、まがまがしい黒塗りの仮面を外した彼に怖気が絶つような狂気は既にない。
傷痕の色が少し薄まった気さえする。
「芳しくないな」
「でしょうねぇ…」
「私は反対に約束された側だからな…」
生きろ。
彼はそう思い人に言われたらしい。
だから死ぬのを留まったと。
生き恥を塗り重ねることに決めたと。
「だが私は…彼女の為に生きた訳ではない」
「ふーん?」
「自分の為に生きた…彼女を手に入れこの腕で捕まえる為に、生きた。まだ責任をとってもらってないからな」
「はは、まだ歪みは健在ってことか」
「当たり前だ、君みたいに私は単純ではないし、執拗だ」
それに君だって思い人を手に入れた訳ではないだろう?そうエメラルドの瞳が悪戯に輝き、カタギリは首をすくめ苦笑した。
その通り、クジョウはまだ過去に囚われている。自分の入る余地はないかもしれない。
それでも今は信じることしか出来ない。
「責任をとるまでは…私は君を追い続ける。CBが現れたら、私はまたMSに乗る。その時が来たらまた頼むぞ、カタギリ」
「…今度は壊さないでね?」
「努力はする」
直ぐに期待を壊してしまうグラハムに顔を引きつらせそういえば、彼は何処吹く風とそっぽを向いて聞き流してしまう。
人の話を聞かないし苦労して作った作品とも言える機体をすぐに壊してしまうけど、それでも空を求め想い人を手に入れようとする友人は子供のように目を輝かせ、待つことしか出来ないカタギリにとってはまぶしい存在に思え、少しだけうらやましかった。
彼の視線の先にはどこまでも広がる青空。
きっと、そこには彼の想い人も、カタギリの想い人もいる。
何処にいるかはわからないけど、世界を変えようと今も足掻いているに違いない。
「待っていろ・・・すぐに追いついてみせる、刹那」
窓から身を乗り出し、手を光に向けて掴み取ろうとするグラハムは相変わらず狂気が覗いていたけど、それは子供のような真っ直ぐな純粋さから来るもので、カタギリもまた手伝ってもいいかな、と薄く笑みを浮かべる。
その先に、昼間だというのにさんさんと照り返す太陽にもまけず、恒星の如く輝く光の粒があった。
ふらりと立ち寄った展望室から、青い星が見える。
地球。今も何億もの人と、生命が輝く命の星。
いまだ戦火が絶えず時折炎と硝煙、血にまみれるこの星から、戦争を消し去りたかった。
遠く離れていく星の鼓動を感じたくて、刹那はそっと硝子に額を押し付ける。
全てが終わる日がいつかはわからない
でももし、全てが終わったら・・・俺はこの星に再び降りてもいいだろうか。
そうそっと瞼を閉じ、硝子の冷たさに身をゆだねていると、映像と思念が流れてくる。
黄色い花が咲き誇り、戦争の爪あとが消えていく故郷。
傷つき、戦っていた者たちが、日常に帰っていく姿。
きっと、すぐにCBの事を忘れるだろう。
それでいい。
平和になりさえすれば、争いがなくなれば・・・
すると、一筋異色な思念が流れてきた。
・・・まっ・・・いろ、す・・・においつ・・・てみせる、せつな・・・
姿は見えないけど、まっすぐに脳を貫くその声に、刹那はすぐ声の持ち主を思い出しふ、と口元を歪めた。
追い求めてくる人がいる。
あの青い星に。
その事実が、少しだけくすぐったくて、嬉しかった。
「・・・追いついて見れるものなら追いついて見せろ、グラハム・エーカー」
刹那は微笑みながら、硝子に隔たれた。青い星に向かって手を伸ばした。
奴ならどこまでも追いかけてくるよ、例え木星に行っても。
アロウズは解体され、司令であったホーマー・カタギリの自決によって終止符を打たれた。
カタギリもまた叔父の死に動揺する間もなく様々な尋問を受けたり軍法裁判にかけられたりと慌ただしかったが、ようやく元の研究三昧な日々に戻ることが出来た。
PCの傍に置いてある写真は愛しい彼女とのもの。
CBとして生きることを決めた彼女は今はカタギリの元をはなれている。
返事も保留だが、かまわない。
全てが終わり、生きて返ってきた時に答えは聞くと約束したのだ。
待つのは慣れすぎているから平気だよ。
そう言えば、彼女は申し訳なさそうに微笑み、しかし約束してくれた。
必ず、返ってくると。
「さて、君の思い人はどうなんだい?」
傍らで窓から身を乗り出す友人に問いかければ、金髪を靡かせた彼は振り返り笑った。
酷い傷痕はそのままだけど、まがまがしい黒塗りの仮面を外した彼に怖気が絶つような狂気は既にない。
傷痕の色が少し薄まった気さえする。
「芳しくないな」
「でしょうねぇ…」
「私は反対に約束された側だからな…」
生きろ。
彼はそう思い人に言われたらしい。
だから死ぬのを留まったと。
生き恥を塗り重ねることに決めたと。
「だが私は…彼女の為に生きた訳ではない」
「ふーん?」
「自分の為に生きた…彼女を手に入れこの腕で捕まえる為に、生きた。まだ責任をとってもらってないからな」
「はは、まだ歪みは健在ってことか」
「当たり前だ、君みたいに私は単純ではないし、執拗だ」
それに君だって思い人を手に入れた訳ではないだろう?そうエメラルドの瞳が悪戯に輝き、カタギリは首をすくめ苦笑した。
その通り、クジョウはまだ過去に囚われている。自分の入る余地はないかもしれない。
それでも今は信じることしか出来ない。
「責任をとるまでは…私は君を追い続ける。CBが現れたら、私はまたMSに乗る。その時が来たらまた頼むぞ、カタギリ」
「…今度は壊さないでね?」
「努力はする」
直ぐに期待を壊してしまうグラハムに顔を引きつらせそういえば、彼は何処吹く風とそっぽを向いて聞き流してしまう。
人の話を聞かないし苦労して作った作品とも言える機体をすぐに壊してしまうけど、それでも空を求め想い人を手に入れようとする友人は子供のように目を輝かせ、待つことしか出来ないカタギリにとってはまぶしい存在に思え、少しだけうらやましかった。
彼の視線の先にはどこまでも広がる青空。
きっと、そこには彼の想い人も、カタギリの想い人もいる。
何処にいるかはわからないけど、世界を変えようと今も足掻いているに違いない。
「待っていろ・・・すぐに追いついてみせる、刹那」
窓から身を乗り出し、手を光に向けて掴み取ろうとするグラハムは相変わらず狂気が覗いていたけど、それは子供のような真っ直ぐな純粋さから来るもので、カタギリもまた手伝ってもいいかな、と薄く笑みを浮かべる。
その先に、昼間だというのにさんさんと照り返す太陽にもまけず、恒星の如く輝く光の粒があった。
ふらりと立ち寄った展望室から、青い星が見える。
地球。今も何億もの人と、生命が輝く命の星。
いまだ戦火が絶えず時折炎と硝煙、血にまみれるこの星から、戦争を消し去りたかった。
遠く離れていく星の鼓動を感じたくて、刹那はそっと硝子に額を押し付ける。
全てが終わる日がいつかはわからない
でももし、全てが終わったら・・・俺はこの星に再び降りてもいいだろうか。
そうそっと瞼を閉じ、硝子の冷たさに身をゆだねていると、映像と思念が流れてくる。
黄色い花が咲き誇り、戦争の爪あとが消えていく故郷。
傷つき、戦っていた者たちが、日常に帰っていく姿。
きっと、すぐにCBの事を忘れるだろう。
それでいい。
平和になりさえすれば、争いがなくなれば・・・
すると、一筋異色な思念が流れてきた。
・・・まっ・・・いろ、す・・・においつ・・・てみせる、せつな・・・
姿は見えないけど、まっすぐに脳を貫くその声に、刹那はすぐ声の持ち主を思い出しふ、と口元を歪めた。
追い求めてくる人がいる。
あの青い星に。
その事実が、少しだけくすぐったくて、嬉しかった。
「・・・追いついて見れるものなら追いついて見せろ、グラハム・エーカー」
刹那は微笑みながら、硝子に隔たれた。青い星に向かって手を伸ばした。
奴ならどこまでも追いかけてくるよ、例え木星に行っても。
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FIRST
「非晶質。」にようこそ。
ここはグラハム・エーカー至上主義グラ刹になりそうな予感のする二次創作腐女子ブログです。
初めての方は「ハジメニ」を読んでください。わからずに突き進むと大変なことになります。
にょただらけなので苦手な方はご遠慮ください。
感想、誤字脱字、その他管理人に突っ込みたい方は最下部のメルフォからか、↓の☆を@に変えてお願いします。
ham_otomeza_12g☆yahoo.co.jp
管理人:流離
since:20071112
更新停止中。twitterで色々妄想してます。
サイト FE覚醒ブログ(NL中心)
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