OO中心戯れ言ばっか。ハム至上主義で刹受け中心カオスブログ。

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今回はロク刹です!す、滑り込みセーフっ!!ロク←刹で辛気臭いお話です・・・
後で少しだけ追記します~
というわけで明日00ですね!まずいよ、心の準備が出来てないです。ハムを見る心の準備が(おい)
あと24時間切っているという事実が恐ろしいです・・・
み、皆幸せになりますようにっ・・・!でも21クールビューティーせっさんを見れますよ!!ど、動悸がっ・・・!
明日は五時ぴったりにカウントダウン最終日を更新したいです~
追記(10/05)
微妙に付け足しました。ライ→ロク刹です。
後で少しだけ追記します~
というわけで明日00ですね!まずいよ、心の準備が出来てないです。ハムを見る心の準備が(おい)
あと24時間切っているという事実が恐ろしいです・・・
み、皆幸せになりますようにっ・・・!でも21クールビューティーせっさんを見れますよ!!ど、動悸がっ・・・!
明日は五時ぴったりにカウントダウン最終日を更新したいです~
追記(10/05)
微妙に付け足しました。ライ→ロク刹です。
活動の拠点を新しく作られたプトレマイオスに移す為に、刹那は東京のマンションを引き払う整理をしに向かった。
元々持ち物は少なかったので簡単に必要なものだけを持ち出し、後はエージェントが引き払うだろうと大方整理され空っぽに近くなった部屋を見つめていると、何かがぱさりと棚から落ちる音がした。
そういえばそこはまだ片付けていなかった。
音がした方向に向かい、そして床に落ちたものを手に取り、息をのんだ。
長く愛用されていたのか、くたびれて柔らかくなった茶色い革手袋。
刹那は手袋なんてしたことがないから、誰のものなんて明白だった。
「どうして…」
不意にでてきた、思い出の欠片。
彼はよくここに押しかけてきた。
ファーストフードばかり食べる刹那を心配し買い物にいったり、単に近くに来たからとちょくちょく連絡も取らずに泊まりに来ていた。
シャワーや眠る前に外して、そして置き忘れていったのかも知れない。
彼の遺品は殆どなかった。
トレミーも墜ち、遺されたのはハロとぼろぼろになり亡骸のようになったデュナメスだけだと思っていたのに。
どうして、今。
胸がつまる。4年前に封印したはずの哀惜と思慕が、彼の愛用していたものを見て古傷が裂けたかのように溢れ出す。
震える手で肌にしっくりと馴染むそれを顔に持っていく。
擦りきれ、ぼろぼろになったそれからは、火薬や酒、煙草の匂いや爽やかな体臭が入り交じり、酷く懐かしい香りがした。
風化するはずもない、あの人の香り。
永遠に嗅ぐことが出来ないと思っていた、あの人の香り。
輪郭をなぞれる位にありありと思い出せる。大きな背中も、厚い胸板も、柔らかな髪も、高い鼻梁も、湖色の瞳も、長い手足も、…そして、大きく長い指の美しい手を。
耐えきれなくなって、刹那はそっと、手袋に指先を入れた。
するりと手袋は刹那を受け入れるが、大分先端と余ってしまう。
それでも昔はもっと悲惨だった。好奇心を持ち嵌めたがいいは、それは手袋としての機能を果たせない位にダブダブで。
彼はその様子に腹を抱えて笑い、むっとする刹那からするりと手袋を抜き、目の前ではめて見せたのだ。
彼いわく、少し小さなサイズのものを買い、革を伸ばして慣らし自分に一番フィットさせるようにするらしい。
事実、刹那には全く合わなかったそれはぴったりとあい、それが自分と彼の手の大きさの差を如実に見せつけられているようで、悔しくて。そんな刹那に笑いかけながら、彼はぴたりと綺麗に彼の指の形を写し出す手袋を嵌めた手で優しく撫でてきたのだ。
そして4年前に比べたら格段に成長したはずの刹那にも、全然あわなくて指先があまっている。
彼だけの為に伸びた専用の手袋。
しかし、もう持ち主に戻ることはない。
指先まで届かない物言わぬ手袋に、その事実を改めて告げられているようで。
胸が、苦しかった。
手袋を嵌めた手を胸に置き、そっと片方の手で抱き締める。
ぽたりと滴が革の手袋に落ち、一瞬弾くも暫くすれば黒い染みとなり吸い込まれていった。
あなたが、いない。
わかっていた筈の事実を、改めて抉るように突き付けられ。
この手袋の所有者は、あなたしかいないのに。
あなたにしか嵌められないそれを、永遠に返すことが出来ないのだ。
「ニールっ…」
しゃがみこみ、刹那は母親にすがる子供のように手袋を嵌めた手を、強く強く抱き締める。
手袋はただ、黙って刹那の涙を吸い込んでいった。
数ヵ月後
刹那に資料を渡すようにと言われ、ロックオンは刹那の部屋に訪れていた。
ブザーを鳴らしても出る気配もなく、おかしいなと首を傾げつつも押してみればロックはされておらず簡単にドアは開いた。
「・・・刹那?」
覗き込んでも部屋は暗いままで、寝ていたら悪いと思いはしたが、緊急を要することらしいのでためらいつつもロックオンは部屋に踏み込んだ。
案の定少し近づけばベッドの上に黒くまるまる影が見え、ああ寝ているのかと思いつつも資料を渡すためにと肩を揺らし起こそうとする。
「おい、刹那、起きろ・・・」
しかし珍しく深い眠りに落ちているのか刹那は目を瞑り、代わりに何かがするりと刹那の手から抜け落ちた。
「ん?」
拾い上げてみれば、暗くて見づらいがそれは手袋のようだった。だが制服として着用義務のある黒い手袋ではなく、茶色い皮製の年季の入った、くたびれた手袋であった。
「サイズ、少し大きくねえか・・・?」
それははたから見ても刹那の手には合わないと思われた。
なによりも、初めてみたはずのものなのに、胸の中に懐かしさが広がるのだ。
「なんだ・・・?」
見たことないはずなのに、心が手袋を見て騒ぎ出している。
気付けばロックオンは自らの手袋を外し、その手袋をはめていた。
それは彼のためだけにあつらえたかのようにロックオンの手にぴったりと、僅かな隙間すらなくはまる。
そのことに対する驚きと、しかし何処か己のもののように感じている感覚が不思議だった。
まじまじとぴったりと嵌る手袋を見つめていると、傍らから息を呑む声が聞こえた。
「ニー、ル・・・?」
振り返れば片方の手袋を抱きしめながら、こちらを見てくる刹那がいた。
しかしその視線は普段の意志の強いものとは違い、何処か虚ろで、雨にぬれ何か温かいものにとすがる子犬のような目でもあった。
そして同時にこの胸に広がる感情の理由がわかり、ロックオン・・・ライルは手袋を見つめる。
そうか、コレは。
「やっと、返せる・・・」
刹那の恐ろしくか細い声に、ライルは思わず振り向く。
刹那は見たこともないような穏やかな表情で片方の手袋に頬ずりをし、そしてゆっくりと、幸せそうに瞼を閉じて眠りの淵へと落ちていった。
双子はつながっているよ!ということで最後に少しライルさんを出してみました。
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「非晶質。」にようこそ。
ここはグラハム・エーカー至上主義グラ刹になりそうな予感のする二次創作腐女子ブログです。
初めての方は「ハジメニ」を読んでください。わからずに突き進むと大変なことになります。
にょただらけなので苦手な方はご遠慮ください。
感想、誤字脱字、その他管理人に突っ込みたい方は最下部のメルフォからか、↓の☆を@に変えてお願いします。
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管理人:流離
since:20071112
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