OO中心戯れ言ばっか。ハム至上主義で刹受け中心カオスブログ。

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自覚手前なすれ違い。
ちなみにビリーは高3でスメラギさんも高3。
ビリーは近所の豪邸に住むグラ刹の幼馴染です。受験と恋愛に必死なお年頃。
毎日更新するはずが連日忙しくて出来ませんでした。
これからはちょっとずつでも更新できたらと思っています。
ちなみにビリーは高3でスメラギさんも高3。
ビリーは近所の豪邸に住むグラ刹の幼馴染です。受験と恋愛に必死なお年頃。
毎日更新するはずが連日忙しくて出来ませんでした。
これからはちょっとずつでも更新できたらと思っています。
気だるさが廊下にまで染み出していると感じる放課後。
いつもなら人が少なくなった頃合いに男子生徒やガンプラに頬擦りしているグラハムを引き摺って帰るのだが、今日は放課後に約束がある。
別々に帰ること事態は珍しいことではない。生徒会に属しているグラハムは遅くなることが多く、これまでの縁で(それと親のいいつけで)なんとなく一緒に帰っていただけだ。
本来なら別々に帰ってもさして問題はない。
だが今日はなんとなく落ち着かない。グラハムを置いて帰ることに何故か心臓がむずむずとした。
何時でもいいからメールして、とニールに言われたがボタンを押す指は宙をさ迷っている。
「あれ、刹那じゃないか」
帰る前にグラハムに一言言おうと彼のクラスに向かうと、聞きなれた声に呼び止められた。
「ビリー」
「久しぶりだね、元気にしてた?」
ミルクティー色の髪を結った長身の男、ビリー・カタギリは刹那やグラハムの幼なじみである。
彼は高3の為進路で忙しかった為か、最近あまりあわなかったのだ。
「普通だ」
「相変わらずだねぇ…そうだ、今日グラハム見てない?渡したいものがあるんだけど」
「見てないが」
メールしても相変わらず返さないしどこにいるんだろうねぇ、と呆れた口調で呟く彼に、刹那はいつものように少しだけ同情した。
グラハムに一番振り回されているのはビリーと言えなくもない。兄弟のいない二人にとって兄のような存在でもあり、突っ走りぎみな二人のストッパーでもある彼は秘かに苦労人だ。
「会議中にガンプラばっかり組み立ててさ」
「それならまだいい、この前男子生徒を押し倒していた」
「あちゃー…穏やかじゃないね」
お互い苦い笑みを浮かべグラハムの話題に花を咲かせた。
しばらく近況を話していると、すっと傍を誰かが横切っていく。
冬の湖色を思わせる深い青緑。
ニール・ディランディが友人らしき人物と共に颯爽と通りすぎていく。
相変わらず爽やかな奴だ、グラハムに襲われている時は半泣きだったくせに。
ルイスに言われたことを思い出しつつしげしげと眺めていると視線が合った。
彼は小さく笑い、刹那にだけわかるようにぱちりとウインクして見せる。
からかわれているようなそれに、僅かに頬が紅潮した。
「どうしたのかい?」
視線が合わさったのは数瞬。だが彼が通りすぎた後には香水らしいすっとした匂いが漂っていた。
ビリーに話しかけられるまでぼおっとしていたらしく、気恥ずかしくなって彼がいた空間から視線を反らした。
「あ、それでようやく今グラハムからメールが返ってきてね、用があるから先帰るって」
また仕事さぼってさ、と愚痴るカタギリと同様、刹那もまた呆れ混じりのため息を吐いた。
何故あいつのことを探していたんだ。
あいつは自分よりとっくに早く帰ってたというのに、アホらしい。帰るのに大体一々許可をとる必要もないということはわかってはいたが、刹那は何故か腹立たしくて仕方なかった。
「…馬鹿」
「へ」
「いや、一人ごとだ」
事情のわからぬビリーは突如不機嫌になった刹那にぽかんとしていたが、彼に構わず刹那はぎゅっとボタンに力を込めてニール宛にメールを送信した。
いつもなら人が少なくなった頃合いに男子生徒やガンプラに頬擦りしているグラハムを引き摺って帰るのだが、今日は放課後に約束がある。
別々に帰ること事態は珍しいことではない。生徒会に属しているグラハムは遅くなることが多く、これまでの縁で(それと親のいいつけで)なんとなく一緒に帰っていただけだ。
本来なら別々に帰ってもさして問題はない。
だが今日はなんとなく落ち着かない。グラハムを置いて帰ることに何故か心臓がむずむずとした。
何時でもいいからメールして、とニールに言われたがボタンを押す指は宙をさ迷っている。
「あれ、刹那じゃないか」
帰る前にグラハムに一言言おうと彼のクラスに向かうと、聞きなれた声に呼び止められた。
「ビリー」
「久しぶりだね、元気にしてた?」
ミルクティー色の髪を結った長身の男、ビリー・カタギリは刹那やグラハムの幼なじみである。
彼は高3の為進路で忙しかった為か、最近あまりあわなかったのだ。
「普通だ」
「相変わらずだねぇ…そうだ、今日グラハム見てない?渡したいものがあるんだけど」
「見てないが」
メールしても相変わらず返さないしどこにいるんだろうねぇ、と呆れた口調で呟く彼に、刹那はいつものように少しだけ同情した。
グラハムに一番振り回されているのはビリーと言えなくもない。兄弟のいない二人にとって兄のような存在でもあり、突っ走りぎみな二人のストッパーでもある彼は秘かに苦労人だ。
「会議中にガンプラばっかり組み立ててさ」
「それならまだいい、この前男子生徒を押し倒していた」
「あちゃー…穏やかじゃないね」
お互い苦い笑みを浮かべグラハムの話題に花を咲かせた。
しばらく近況を話していると、すっと傍を誰かが横切っていく。
冬の湖色を思わせる深い青緑。
ニール・ディランディが友人らしき人物と共に颯爽と通りすぎていく。
相変わらず爽やかな奴だ、グラハムに襲われている時は半泣きだったくせに。
ルイスに言われたことを思い出しつつしげしげと眺めていると視線が合った。
彼は小さく笑い、刹那にだけわかるようにぱちりとウインクして見せる。
からかわれているようなそれに、僅かに頬が紅潮した。
「どうしたのかい?」
視線が合わさったのは数瞬。だが彼が通りすぎた後には香水らしいすっとした匂いが漂っていた。
ビリーに話しかけられるまでぼおっとしていたらしく、気恥ずかしくなって彼がいた空間から視線を反らした。
「あ、それでようやく今グラハムからメールが返ってきてね、用があるから先帰るって」
また仕事さぼってさ、と愚痴るカタギリと同様、刹那もまた呆れ混じりのため息を吐いた。
何故あいつのことを探していたんだ。
あいつは自分よりとっくに早く帰ってたというのに、アホらしい。帰るのに大体一々許可をとる必要もないということはわかってはいたが、刹那は何故か腹立たしくて仕方なかった。
「…馬鹿」
「へ」
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「非晶質。」にようこそ。
ここはグラハム・エーカー至上主義グラ刹になりそうな予感のする二次創作腐女子ブログです。
初めての方は「ハジメニ」を読んでください。わからずに突き進むと大変なことになります。
にょただらけなので苦手な方はご遠慮ください。
感想、誤字脱字、その他管理人に突っ込みたい方は最下部のメルフォからか、↓の☆を@に変えてお願いします。
ham_otomeza_12g☆yahoo.co.jp
管理人:流離
since:20071112
更新停止中。twitterで色々妄想してます。
サイト FE覚醒ブログ(NL中心)
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