OO中心戯れ言ばっか。ハム至上主義で刹受け中心カオスブログ。

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グラ刹20万記念です!二人の結婚式編・・・ジューンブライドですらありません。
でも梅雨空よりも夏空の方かグラ刹に似合うからジュライでもいいのだ!と言い訳がましく思ってたりします(おい)
でも梅雨空よりも夏空の方かグラ刹に似合うからジュライでもいいのだ!と言い訳がましく思ってたりします(おい)
突き抜けるような、雲すら見当たらない初夏の青空の下。
ここはアメリカのとある草原地帯。
爽やかではあるがとてもじゃないがこれから神聖な儀式が行われるとは思えない場所に集められ、それぞれ着飾った参列者達は戸惑いの声をあげはじめていた。
とはいっても、新郎新婦が望んだ為か本当に少ない人数だったのだが。
新婦からの招待客であるという紫の髪の美少年に至っては、グラハムを麗質な顔に似合わないくらいに凄みのきいた顔でニコニコと笑顔を浮かべる新郎を睨んでいるのを穏やかそうな青年が取り押さえ、隣にいる茶髪の好青年は体躯に似合わないくらいのこじんまりとした体育座りで地面の草をむしっている。
刹那君のことが好きだったのかな?と予想しているとシャンパングラスを持ち太陽のような笑みを蕩けそうな位幸せそうに浮かべていたグラハムが近づいてきた。
「グラハム、本当にここで結婚式やるの…?」
「男に二言はないっ!」
「いや、いくら君でもさ、せめてチャペルで挙げるとか考えない?」
「神なんて私達の愛の前には必要ないさ。それに刹那は無神論者だからな」
「いや…ま、いいや」
それに、我々の間には神なんかよりも揺るぎないものがある!と力説するグラハムにカタギリは相変わらずだなぁと溜め息をつき、青空をあおいだ。
まあこの落ち着きのない男が結婚するという時点で奇跡だとは思ったが、やはりやることなすこと破天荒である。しかし、そんな彼と(恐らく)一生を遂げようと考えた刹那も凄い。むしろ、執拗に追いかけ回されて諦めて婚姻を認めたので
はないのだろうかと疑ってしまう。
「しかし、当の花嫁が見えないのだけど…」
白い羊のような雲と、青々とした草の匂いを含んだ風が通り過ぎていくだけで肝心の新婦の姿が見えない。まさか、本当に脅されて結婚したはいいものの、逃げてしまったのではないか。
疑いの眼差しで隣に立つ友人を見れば、白いタキシードを無駄な位に着こなした彼は、輝くエメラルドの瞳を空に向け、自信満々にいいきった。
「いや、くるよ」
彼の視線の先である、どこまでも広がる青空に、黒い点があらわれた。
「ほらね」
最初は鳥かと思っていたが、黒点は次第に大きくなり、やがて巨大な影を参加者の元に落としていった。昼間の光に満ちた世界なのに緑の粒子を降らし、一瞬機体を白く輝かせ空にも負けない鮮やかな青の天使が舞い降りてきた。
膨大な風圧に料理やシャンパンと共にテーブルが吹っ飛ばされ、草原が波紋が広がるようになびいていき、参加者達は呆気にとられた顔で粒子とともにそれが降りてくるのを見つめていた。
最も参加者はそれが何であるかよく知っていた為、混乱して逃げるなんてことはしなかったが。
「ガン、ダム…?」
鉄巨人は一際風を吹かせたものの存外静かな音でふわりと着地し、答えるように一瞬頭部を光らせ沈黙した。
呆然とガンダムを見つめる参加者の中、頭を抱えるクジョウ―今はスメラギという名になっているらしい―と、目を輝かせて子供のような顔で見上げるグラハムだけが、事情を知っているようだ。
「ようやく私の天使がお出ましだ」
そうグラハムが嬉々として呟くと、小さな駆動音と共にコックピットが開いていった。
緑の淡い光が舞う中、カツリ、と音を立てて出てきたのは、純白のベールとドレス。
「待たせたな」
ハスキーながらも凛とした声。小柄ながらも背筋が通り、可憐なドレスを纏う少女。
兵器には似つかわない、アンバランスな光景ではあったが、新婦たる刹那は堂々と参加者達を見下しており、戦乙女を描いたある種の絵画のようだった。
もっとも、常ならばもっと研ぎ澄ませた鏃のように鋭い瞳をもつ少女も、花嫁衣裳を着ていることもあってか柘榴色は和らいでるように見える。
「刹那!」
グラハムが風の音にまけないくらいに叫べば、白い花のブーケをもった刹那が高いところにいてもわかるくらいに顔を赤くしつつ、ロープを伝って降りてきた。
グラハムがそれを抱き止め、横抱き…所謂お姫様だっこしこちらに笑みを浮べ
た。
「私達の愛には神はいらない。ガンダムによって結ばれたのだから、神父はガンダムだ」
よって、誓いはガンダムにする!そう高らかに宣言したグラハムに対し純白の花嫁たる刹那はまんざらでもない顔で彼の胸のうちにおさまり、参加者達はぽかんとした顔で幸せ全開の彼らを見つめている。
二人の上からは、光の粒子が祝福と云わんばかりに降り注いでおり、ステンドグラスの光の元での静かな結婚式とはまた違った美しさを演出していた。
ここはアメリカのとある草原地帯。
爽やかではあるがとてもじゃないがこれから神聖な儀式が行われるとは思えない場所に集められ、それぞれ着飾った参列者達は戸惑いの声をあげはじめていた。
とはいっても、新郎新婦が望んだ為か本当に少ない人数だったのだが。
新婦からの招待客であるという紫の髪の美少年に至っては、グラハムを麗質な顔に似合わないくらいに凄みのきいた顔でニコニコと笑顔を浮かべる新郎を睨んでいるのを穏やかそうな青年が取り押さえ、隣にいる茶髪の好青年は体躯に似合わないくらいのこじんまりとした体育座りで地面の草をむしっている。
刹那君のことが好きだったのかな?と予想しているとシャンパングラスを持ち太陽のような笑みを蕩けそうな位幸せそうに浮かべていたグラハムが近づいてきた。
「グラハム、本当にここで結婚式やるの…?」
「男に二言はないっ!」
「いや、いくら君でもさ、せめてチャペルで挙げるとか考えない?」
「神なんて私達の愛の前には必要ないさ。それに刹那は無神論者だからな」
「いや…ま、いいや」
それに、我々の間には神なんかよりも揺るぎないものがある!と力説するグラハムにカタギリは相変わらずだなぁと溜め息をつき、青空をあおいだ。
まあこの落ち着きのない男が結婚するという時点で奇跡だとは思ったが、やはりやることなすこと破天荒である。しかし、そんな彼と(恐らく)一生を遂げようと考えた刹那も凄い。むしろ、執拗に追いかけ回されて諦めて婚姻を認めたので
はないのだろうかと疑ってしまう。
「しかし、当の花嫁が見えないのだけど…」
白い羊のような雲と、青々とした草の匂いを含んだ風が通り過ぎていくだけで肝心の新婦の姿が見えない。まさか、本当に脅されて結婚したはいいものの、逃げてしまったのではないか。
疑いの眼差しで隣に立つ友人を見れば、白いタキシードを無駄な位に着こなした彼は、輝くエメラルドの瞳を空に向け、自信満々にいいきった。
「いや、くるよ」
彼の視線の先である、どこまでも広がる青空に、黒い点があらわれた。
「ほらね」
最初は鳥かと思っていたが、黒点は次第に大きくなり、やがて巨大な影を参加者の元に落としていった。昼間の光に満ちた世界なのに緑の粒子を降らし、一瞬機体を白く輝かせ空にも負けない鮮やかな青の天使が舞い降りてきた。
膨大な風圧に料理やシャンパンと共にテーブルが吹っ飛ばされ、草原が波紋が広がるようになびいていき、参加者達は呆気にとられた顔で粒子とともにそれが降りてくるのを見つめていた。
最も参加者はそれが何であるかよく知っていた為、混乱して逃げるなんてことはしなかったが。
「ガン、ダム…?」
鉄巨人は一際風を吹かせたものの存外静かな音でふわりと着地し、答えるように一瞬頭部を光らせ沈黙した。
呆然とガンダムを見つめる参加者の中、頭を抱えるクジョウ―今はスメラギという名になっているらしい―と、目を輝かせて子供のような顔で見上げるグラハムだけが、事情を知っているようだ。
「ようやく私の天使がお出ましだ」
そうグラハムが嬉々として呟くと、小さな駆動音と共にコックピットが開いていった。
緑の淡い光が舞う中、カツリ、と音を立てて出てきたのは、純白のベールとドレス。
「待たせたな」
ハスキーながらも凛とした声。小柄ながらも背筋が通り、可憐なドレスを纏う少女。
兵器には似つかわない、アンバランスな光景ではあったが、新婦たる刹那は堂々と参加者達を見下しており、戦乙女を描いたある種の絵画のようだった。
もっとも、常ならばもっと研ぎ澄ませた鏃のように鋭い瞳をもつ少女も、花嫁衣裳を着ていることもあってか柘榴色は和らいでるように見える。
「刹那!」
グラハムが風の音にまけないくらいに叫べば、白い花のブーケをもった刹那が高いところにいてもわかるくらいに顔を赤くしつつ、ロープを伝って降りてきた。
グラハムがそれを抱き止め、横抱き…所謂お姫様だっこしこちらに笑みを浮べ
た。
「私達の愛には神はいらない。ガンダムによって結ばれたのだから、神父はガンダムだ」
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「非晶質。」にようこそ。
ここはグラハム・エーカー至上主義グラ刹になりそうな予感のする二次創作腐女子ブログです。
初めての方は「ハジメニ」を読んでください。わからずに突き進むと大変なことになります。
にょただらけなので苦手な方はご遠慮ください。
感想、誤字脱字、その他管理人に突っ込みたい方は最下部のメルフォからか、↓の☆を@に変えてお願いします。
ham_otomeza_12g☆yahoo.co.jp
管理人:流離
since:20071112
更新停止中。twitterで色々妄想してます。
サイト FE覚醒ブログ(NL中心)
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