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OO中心戯れ言ばっか。ハム至上主義で刹受け中心カオスブログ。



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恒例のグラ刹♀拍手文差し換えの為格納です。
沙慈ルイとせっちゃんは同じクラスです。ルイスと刹那は最初喧嘩してたけどいつのまにか仲良くなってたらかわいい。








別に、気にしてはいなかった。

むしろ、来なくていいとさえ思っていた。

「女」であることを、クルジスの時には捨てていたから。そうでないと生きて行
けなかったから。








PM:02:57

―alter―






その日は朝から気分が悪かった。

何故か朝なかなか起きれなかったし、妙に苛々していて。

カルシウム足りねえのかと笑いながらミルクを渡してきたロックオンに何故かか
っとなって手をはたいてしまったのだ。


溢れる牛乳、落ちるプラスチックのカップ。


はっと気付いたら、リビングは水をうったように静かになっていて。

いたたまれなくなってそのまま飛び出してしまったのだが、現在ふつふつと後悔
の念が沸きだしている。


後でロックオンに謝らないと


そうは思うのだが、携帯を開く気にはなれなかった。

ロックオンからの着信、メールの量は膨大で、見る気も失せる。

さらにいつの間にか下腹部に刺すような痛みが襲い、眠気と吐気とあいまって最
悪な気分であった。

正直に休めばよかった。

滅多に体調不良を訴えない刹那をロックオンやアレルヤが過剰に反応するのは嫌
だが。




「でねでね、・・・ってちょっと刹那ー聞いてる?!」




甲高い少女の声に、頬杖をついていた刹那は意識をそちらに戻した。

前を見ると、同じクラスのルイス・ハレヴィがふくれっ面をして刹那を見ていた




「・・・ルイス」


「もう、刹那ったら!さっきから人の話聞いてないでしょ!だーかーら、刹那と
エーカー先生はどういう関係なのよ!!」




聞かない方がよかったかもしれない。

エーカーという単語を聞いただけで、ただでさえ気分の悪い刹那はげんなりする



グラハムにしつこく追い回される刹那の姿は高等部でも有名になっているらしく
、あらぬ誤解をされたりと激しく迷惑だ。特に、上級生の女子の焼けつくような
視線が痛い。別に敵意には慣れているので気にはしないが。




「どうもこうもない」


「そんなことないじゃないの!キスされたんでしょ廊下で!ねえねえねえそれで
本当に付き合ってないの!?」



脳内で軽く一回あの変態ストーカーを殺した。

ルイスの机を叩く音と大声のせいで、今クラス中の視線を盛大に集めてしまって
いる。視線が、痛い。突き刺さる。

誤解だ、と言いたかったのだがあながち嘘ではないので断言することは出来なか
った。

くそっ誰だ目撃した奴。口止めしておくべきだった。




「・・・あいつが勝手につきまとってるだけだ」


「えー愛されてるじゃないの!エーカー先生かっこいいし、憧れてる子多いんだ
よ?せっかくだしさっさと付き合っちゃいなよー」



この女、あの尋常じゃないしつこさを見ても同じことが言えるか?

確かに容姿だけなら無駄にいいことは認める、だが刹那としてはかなり迷惑なの
だ。
あの容姿と演技がかった台詞と行動は盛大に視線を集め、一瞬にいる刹那まで目
立ってしまうのだ。諜報活動には非常に困る。


憧れてる物好きにただでくれてやりたい。返品不可で。

任務がなければそうそうと学校に訴えて懲戒免職にでもして貰っているというの
に。


増してくる鈍痛と不機嫌さがあいまって、好奇の目で見てくるクラスメイト達を
睨みつける。

今日はあの男にあっていないだけましだが、見世物のように見てくる奴らにやた
らといらつきを覚えた。





「ルイス、その辺にしときなよ」


だがそんな殺気を放っている刹那に構わず問い詰めようとするルイスを、少年が
いさめた。

沙慈・クロスロード。目付きが悪く壊滅的に無愛想な刹那に平然とはなしかけて
くる物好きの一人だ。このカップルは何故かと刹那に絡んでくる。放っておけば
いいものを、とは思うが今日ばかりは沙慈がいないはずの神に見えた。




「ほら、セイエイさん迷惑そうな顔してるじゃないか。それに男女の付き合いは
お互いの意思がないと」

「えーでも、付き合ってみたら好きになるってことあるじゃないーそれに憧れて
る子いるのにもったいないよー」

「まあそういうこともあるけど・・・って、セイエイさん大丈夫?顔色悪いよ?





バカップル達の会話に頭痛を覚えうつむくと、沙慈が心配そうに顔を覗きこんで
きた。

下腹部の痛みはえぐるようなものになり、正直座っていると耐えきれないものに
なっている。

「本当!刹那唇真っ白よ!今日朝からなんか変だと思ってたんだけど・・・」


「保健室いきなよ、どうせ次自習だし」






そこまで具合悪そうに見えるのなら話しかけるな。
だが事実痛みが未知の領域に
達しつつあるので、刹那は素直に席を立った。






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「非晶質。」にようこそ。
ここはグラハム・エーカー至上主義グラ刹になりそうな予感のする二次創作腐女子ブログです。
初めての方は「ハジメニ」を読んでください。わからずに突き進むと大変なことになります。
にょただらけなので苦手な方はご遠慮ください。
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since:20071112


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