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OO中心戯れ言ばっか。ハム至上主義で刹受け中心カオスブログ。



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ハムは記憶喪失すると刹那に依存すると思います。
グラ刹ってあまり依存せずにお互い自立してそうだけど、ハムが記憶喪失になれば依存嫉妬変態と三拍子揃ったヤンデレに!(え)
あと子供っぽさに拍車がかかって駄犬みたいになると思います。兄貴は逆に記憶喪失するとツンツンになって刹那がショックとか(え)
兄貴は基本的に人間信用してないのではないかと。
とりあえず駄犬っぽいハムになってしまった。短いです。






「刹那」

ソファーに座り本を読んでいると、長い腕が伸びてきた。
そのままそれは絡み付き、刹那のまだ成長しきらない体躯を抱き締めてくる。
眩い金髪が膝にかかり、甘える子犬のように顔を刹那にこすりつけてきた。
普段の刹那なら例え気を許した相手だとしても数少ない趣味である読書を邪魔されたら撥ね付けるのだが、この大きな子供相手には何も言えなくなる。

「グラハム、本が読めない。」
「暇で死にそうなんだ」

柔らかな髪の毛を咎めるように引っ張ると、少しだけむっとした顔で鮮やかな翠と視線がかち合う。

「君が構ってくれないから」

そう駄々を捏ねるように刹那の細い体躯を抱き締めてきたので読書どころではなくなり、刹那はため息をついて本を置いた。
仕方ない、彼は…グラハムは記憶を失ってから、刹那以外の人間と滅多に接触しなくなったのだから。

目覚めた彼は、何もかも忘れていた。
自分の立場も、経歴も、勿論刹那と出会い戦った記憶も。
真っ白になってしまった青年。
最初は刹那も途方に暮れた。
だが助けた以上、放り出すことは許されない。ユニオンに返すことも考えたが、身元がばれるのを危惧したのと、優秀なパイロットを敵に返したら将来大きな壁となって自分を阻んでくる気がしたのだ。実際最後に彼と戦った時、トランザム後で性能が落ちていたとはいえ操縦技術だけならば彼の方が上回っていたかもしれない。
助けたというのにまた殺し合うというのは不毛なことだ。

だから刹那は彼を引き取ることにした。もし記憶を取り戻したら、その瞬間殺せるようにと監視の意味も込めて。
刹那が知っていたのは、アザディスタンで彼の傍らにいた長身の男が、彼をグラハムと呼んだ事ぐらいだった。
何故覚えていたのか、自分でも不思議だった。
もしかしたら、こうなることを本能が事前に悟っていたからかもしれない。





「刹那」

暫くじっと考えこんでいた刹那に退屈したのか、いきなりグラハムが体重をかけてきた。
そしてぽすりとソファーに押し倒される。その弾みにテーブルにおいていた本がぱさりと落ちた。

「遊んでおくれ、刹那」

あどけない笑顔で刹那を見下ろしてくるグラハムに、刹那はため息をついた。まるで子供の心のままで大きくなった大型犬のようだ。
当面記憶が戻らなそうなので、一先ず冷酷な心は封印しよう。


「…どうしようもないな」

そう呟くと刹那は少しだけ顔を起こし、グラハムの形のよい唇に触れるだけのキスをした。
そして彼の背中に手を伸ばすと、グラハムは嬉々としてキスの雨を降らしていった。










ハム的にはじゃれているだけなので性的な意味はないと思います。多分。
このあとはご想像で(こら)


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ここはグラハム・エーカー至上主義グラ刹になりそうな予感のする二次創作腐女子ブログです。
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