OO中心戯れ言ばっか。ハム至上主義で刹受け中心カオスブログ。

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グラ刹でハムが記憶喪失なSSで、修羅場編です。
グラ→刹←ティエで、心なしかトライアングラーな気がしますがティエ様は忙しい時に何男つれこんでんじゃあこらあ!と怒っているだけです。無自覚なだけかもしれませんが・・・
刹那がまさかのへたれになりました。
ギャグで超短いです。
グラ→刹←ティエで、心なしかトライアングラーな気がしますがティエ様は忙しい時に何男つれこんでんじゃあこらあ!と怒っているだけです。無自覚なだけかもしれませんが・・・
刹那がまさかのへたれになりました。
ギャグで超短いです。
「一体この男は何なんだ!」
精巧な人形のように麗しい顔が、怒りに歪むと何故こうも迫力があるのだろうか。
紫水晶色の髪を逆立ててくる同僚と、膝の上で恐らく20代だというのにあどけない顔で眠る男を交互に見つめ、これからの出来事を想像し気が重くて刹那は深い溜め息をついてしまった。
ようやく雑務をおえ、一息をつこうとするとグラハムが駆け寄り、翠の瞳をきらきらと輝かせて刹那に抱きついてきた。
「刹那~」
「・・・またか」
何時ものように暇を見つければ甘えようとしてくるグラハムを相手に、執拗な性格も相まってかいちいち拒絶するのもいい加減諦め、膝枕をとせがむ彼の頭を乗せ、ため息をつきつつも膝の重みと温もりに安堵し、ソファーに座り読書をする。
うざったくはあるが、悪くもない時間についついうとうとしてしまい、一日毎にする定期連絡をすっぽかしてしまったのがまずかった。
ただでさえ忙しさにかまけて定期連絡をサボりがちだったために、疑問に思ったらしいティエリアが突然訪れてきたのだ。
説明が面倒でグラハムの存在を報告しておかなかった為に、ティエリアはブザーもならさずに部屋に押し入り、そしてその光景を見てしまったのだ。
顔を青ざめさせる刹那と、そんな彼の膝で懐いた犬のようにくつろぐ、身も知らぬ金髪男の姿を。
「しばらく報告を怠っていたと思ったら…」
色素の薄い白磁のような顔を紅潮させ、怒りにぶるぶる震えるティエリアにしまったと思いグラハムを慌てて引き剥がそうとしたが、半分眠気眼だったらしい彼は温もりを求めてさらに絡み付いてきた。
その光景に、ティエリアはさらに顔の筋肉をひきつらせた。ぴくぴくと筋肉が痙攣しているのが、この距離からでもわかる。わかりすぎて怖い。
何だ、この男女の修羅場のような場面は。
無許可で捕虜と同棲していたことは認める。
だが、それにしてもティエリアの地下でたぎるマグマのようなただならぬ剣幕に、刹那は内心恐れていた。活動中は何度もマイスターとして相応しくないと叱られ、普段は顔色も変えず嫌みを言ってくるのをスルーしていたような存在が、今は日本に滞在中に隣家の少年に見せてもらった、日本の伝統的な鬼の能面みたいに恐ろしく見えた。
「刹那・F・セイエイ…見損なったぞ!何だ、その男は!!」
大気が怒声でびりびりと震える。
切れ長の赤い瞳をかっと見開き、その剣幕に思わずあとずさりしてしまった刹那に有無を言わせまいとつかつかと歩み寄ってきた。
「ティエリア、これは…」
「言い訳は聞かない。通りでトレミーに帰ってこないと思ったら…」
ティエリアがにっこり、と笑いかけてきた。それは今まで時折見せていた微笑みとは違い、作られたかのような秀麗な笑みだった。
ただし、目は一切笑っておらず、ルビーの瞳は怒りと蔑みで燃え盛っているのだが。
正直怖い。
クルジス時代に生身で銃を向けられたアンフより恐ろしいかもしれない。
「ち、違う!俺にはこんな趣味は…」
「…む、君は誰だね?」
慌てて弁解しようと再び腰に絡み付いてくるグラハムを引き剥がそうと彼の金髪を突かんでみたが、ようやくただならぬティエリアの怒気と騒ぎに気づいたのか、それまで閉じられていた彼の翠玉の瞳はゆっくりと開かれていった。
「こらっグラハム、いい加減離れろ!」
冷たい視線にさらされる中、犬を叱るようにグラハムを叩くも、彼は何時もの笑みに満ちた顔ではなく、寝起きの為か剣呑な目付きでティエリアをじいっとみつめていた。
そしてふんっと鼻を鳴らし、挑発的な声音でティエリアに宣言した。
「誰だね君は。私達の愛の巣に無遠慮に入り込んで」
ピシリ、と音がした。
本当なら聞こえるはずもない、空気の割れる音だ。
刹那は即座に顔を青ざめさせる。冷や汗がつっと流れていった気さえした。
なんて事を言ってくれるんだ?!
だがグラハムはさも当然のように、刹那の腰をぎゅうっと抱き締めている。むしろ見せ付けるように、頬ずりまでしてきた。
普段ならそのセクハラめいた行動を武力でもって制するが、そうする余裕がないほどに刹那は正面からちくちくと刺さる視線に恐れおののいていた。
長い長い沈黙が、三人の間に訪れる。
永遠に終わらないかと思った拷問に等しい時間の中、刹那が恐る恐る視線を上げれば…
「刹那・F・セイエイ?」
口は歪な三日月のように弧を描き、もはや絶対零度、いや氷点下の凍りついた瞳で刹那とグラハムを見下しているティエリアの姿があった。
精巧な人形のように麗しい顔が、怒りに歪むと何故こうも迫力があるのだろうか。
紫水晶色の髪を逆立ててくる同僚と、膝の上で恐らく20代だというのにあどけない顔で眠る男を交互に見つめ、これからの出来事を想像し気が重くて刹那は深い溜め息をついてしまった。
ようやく雑務をおえ、一息をつこうとするとグラハムが駆け寄り、翠の瞳をきらきらと輝かせて刹那に抱きついてきた。
「刹那~」
「・・・またか」
何時ものように暇を見つければ甘えようとしてくるグラハムを相手に、執拗な性格も相まってかいちいち拒絶するのもいい加減諦め、膝枕をとせがむ彼の頭を乗せ、ため息をつきつつも膝の重みと温もりに安堵し、ソファーに座り読書をする。
うざったくはあるが、悪くもない時間についついうとうとしてしまい、一日毎にする定期連絡をすっぽかしてしまったのがまずかった。
ただでさえ忙しさにかまけて定期連絡をサボりがちだったために、疑問に思ったらしいティエリアが突然訪れてきたのだ。
説明が面倒でグラハムの存在を報告しておかなかった為に、ティエリアはブザーもならさずに部屋に押し入り、そしてその光景を見てしまったのだ。
顔を青ざめさせる刹那と、そんな彼の膝で懐いた犬のようにくつろぐ、身も知らぬ金髪男の姿を。
「しばらく報告を怠っていたと思ったら…」
色素の薄い白磁のような顔を紅潮させ、怒りにぶるぶる震えるティエリアにしまったと思いグラハムを慌てて引き剥がそうとしたが、半分眠気眼だったらしい彼は温もりを求めてさらに絡み付いてきた。
その光景に、ティエリアはさらに顔の筋肉をひきつらせた。ぴくぴくと筋肉が痙攣しているのが、この距離からでもわかる。わかりすぎて怖い。
何だ、この男女の修羅場のような場面は。
無許可で捕虜と同棲していたことは認める。
だが、それにしてもティエリアの地下でたぎるマグマのようなただならぬ剣幕に、刹那は内心恐れていた。活動中は何度もマイスターとして相応しくないと叱られ、普段は顔色も変えず嫌みを言ってくるのをスルーしていたような存在が、今は日本に滞在中に隣家の少年に見せてもらった、日本の伝統的な鬼の能面みたいに恐ろしく見えた。
「刹那・F・セイエイ…見損なったぞ!何だ、その男は!!」
大気が怒声でびりびりと震える。
切れ長の赤い瞳をかっと見開き、その剣幕に思わずあとずさりしてしまった刹那に有無を言わせまいとつかつかと歩み寄ってきた。
「ティエリア、これは…」
「言い訳は聞かない。通りでトレミーに帰ってこないと思ったら…」
ティエリアがにっこり、と笑いかけてきた。それは今まで時折見せていた微笑みとは違い、作られたかのような秀麗な笑みだった。
ただし、目は一切笑っておらず、ルビーの瞳は怒りと蔑みで燃え盛っているのだが。
正直怖い。
クルジス時代に生身で銃を向けられたアンフより恐ろしいかもしれない。
「ち、違う!俺にはこんな趣味は…」
「…む、君は誰だね?」
慌てて弁解しようと再び腰に絡み付いてくるグラハムを引き剥がそうと彼の金髪を突かんでみたが、ようやくただならぬティエリアの怒気と騒ぎに気づいたのか、それまで閉じられていた彼の翠玉の瞳はゆっくりと開かれていった。
「こらっグラハム、いい加減離れろ!」
冷たい視線にさらされる中、犬を叱るようにグラハムを叩くも、彼は何時もの笑みに満ちた顔ではなく、寝起きの為か剣呑な目付きでティエリアをじいっとみつめていた。
そしてふんっと鼻を鳴らし、挑発的な声音でティエリアに宣言した。
「誰だね君は。私達の愛の巣に無遠慮に入り込んで」
ピシリ、と音がした。
本当なら聞こえるはずもない、空気の割れる音だ。
刹那は即座に顔を青ざめさせる。冷や汗がつっと流れていった気さえした。
なんて事を言ってくれるんだ?!
だがグラハムはさも当然のように、刹那の腰をぎゅうっと抱き締めている。むしろ見せ付けるように、頬ずりまでしてきた。
普段ならそのセクハラめいた行動を武力でもって制するが、そうする余裕がないほどに刹那は正面からちくちくと刺さる視線に恐れおののいていた。
長い長い沈黙が、三人の間に訪れる。
永遠に終わらないかと思った拷問に等しい時間の中、刹那が恐る恐る視線を上げれば…
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「非晶質。」にようこそ。
ここはグラハム・エーカー至上主義グラ刹になりそうな予感のする二次創作腐女子ブログです。
初めての方は「ハジメニ」を読んでください。わからずに突き進むと大変なことになります。
にょただらけなので苦手な方はご遠慮ください。
感想、誤字脱字、その他管理人に突っ込みたい方は最下部のメルフォからか、↓の☆を@に変えてお願いします。
ham_otomeza_12g☆yahoo.co.jp
管理人:流離
since:20071112
更新停止中。twitterで色々妄想してます。
サイト FE覚醒ブログ(NL中心)
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