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OO中心戯れ言ばっか。ハム至上主義で刹受け中心カオスブログ。



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やってしまいました。ぬるいですがライ刹♀R18です。ぬるいですがエロ有なので注意。
微妙にライルが酷いですが皆酷いんです。
というかニル刹より先にライ刹R18書いたっていうことが衝撃です。
ニール、ごめん。君だとなんかR18に発展しづらいんだよ。
ニールは光を皆に与えたけど同時にそれ相応の深い影も植え付けて言ったと思うのです。

ニールの馬鹿野朗!!!(涙目)

俺とロックオン・ストラトスとは、周囲が邪推するような特別な仲では決してなかった。
ただガンダムの性能的にペアを組むことが多く、側にいる時間が多かったことと、彼いわく俺は子供であった為に放って置けなかったからと少しだけ深い付き合いがあっただけで。
抱き締めてきても、それが所謂恋愛感情であったか、と問われれば恐らく違ったであろう。真実の答えは彼と共に空に散り、永久に聞くことはできないが。
彼の頭を撫でる手も、慈しむような視線も、時折目の前の刹那ではなく遠い誰かを想っているかのような優しいものとなり、しかしそれが誰だかわからない刹那は黙ってそれを自分に向けられた優しさだと受け止めた。

『お前は俺を通して誰を見ている?』

一度だけ、いつものように抱き締めてくる彼に聞いた。
体を捩らせ彼の顔を見つめれば、ロックオンは一瞬だけ図星のように甘やかな顔を凍らせた。
わかっていた。
だけど、少しだけ胸がちくりと痛んだ。
あの頃の刹那にはこの気持ちの名前がわからなかったけど、今なら口に出して言うことが出来る。
ああ、恋だったんだ。
あの時もしかしたら心の中では彼に否定して欲しかったのかもしれない。
俺が見ているのは刹那だと。

『ごめんな』

しかし彼は、悲しげに笑って刹那を強く抱き締めただけだった。
目も逸らし、否定もせず。
身体をつなげても、それは変わらなかった。
きっと、自分ではロックオンの心を占める存在に勝てやしない。
そう無意識に悟り、刹那はただされるがままに彼と熱を分かち合った。
悲鳴をあげるように痛む心の感情を知らなかったから、ロックオンの気が紛れればいいと思ったから。
そして何一つ気持ちを告げることも交わることもなく、ロックオン・ストラトスは光に飲まれた。
そして遺された者逹に優しさと言う名の呪縛を、思い出にもできないくらい、深く深く、柔らかく脆かった心に根付かせた。そして強くなり固まった心に、今もその黒く深い根は残っている。





「ふ…んっ」
「…っく」

拙いながらも丁寧な愛撫に、ロックオンは次第に高められていく。
あ、間に合わないな。
一気に解放される熱に脊髄をかけ上がる快楽を感じるも、どこか冷静に目の前で夢中に自分のものを加える彼女を見つめながら我慢することもなく絶頂に身を委ねる。
ドクリ、と彼女の口内に入っていたものが爆ぜた。
刹那が口から慌ててそれを出す前に勢いよく熱い液が広がり、目の前の刹那はむせるように口から白濁を吐き出した。

「おいおいきたねぇな」

からかうように笑いながら、ロックオンは刹那にタオルを手渡す。
その苦さに涙目になり苦しげに咳をしながらも刹那はタオルをむしりとり顔を埋める。
「兄さんの時は飲んでたりしたの?」
「…!?そんなこと、」
同じ味がした?と問えばカッと顔を赤くした彼女と視線が合う。
暗闇で石榴石の瞳が羞恥と怒り、そして傷ついたように見つめてくる。
そう、その目。
兄さんには決して向けなかっただろう失望の視線。
それでいい。
同じロックオンとしてみられる位なら、どうしようもない位に嫌われて、違う存在として見てくれればいい。
刹那は違うと思った。他の奴のように、同一視しないと強固に提案を撥ね付けると思っていた
ある意味、負の感情を向けられた方がカタロンに戻るときにCBに未練を残さなくともいい。
だからからかうように提案した 。
だが、刹那は来た。
躊躇いながらも、彼女は逃げなかった。
拒絶もせず、こうしてなすがままに奉仕をしてくる。
悩ましげに伏せられた睫毛も、ロックオンをくわえる唇も、舌も。
それらは男として本能を刺激し高みに押しやるものなのに、何処か冷めて奉仕する刹那を見下していた。
陶酔したように行為に没頭する刹那が、憎らしくてたまらなかった。
兄さんと同じ形をくわえているからか?望みもしない行為のはずなのにこんなことをしているのは。
それとも、兄を救えなかった罪悪感からくる義務で?
下らない。

「…もういいだろっお前の処理は終わったっ」
「待てよ。」

タオルで口を拭い、逃げるようにベッドから離れようとする刹那の肩を掴み、押し倒す。
ここまで来たなら、徹底的に決別させてやる。
彼女の中に生きる兄と、今の俺を。
せいぜい記憶の中の優しい兄に泣きつき、すがるがいい。

「まだ足りねぇよ、こっちに来てからヤってないからな」
「あ、駄目だ、ロックオンっ…」
「なーにが駄目なんだよおい」

暴れる彼女を拘束しつつも、ズボンのファスナーを開け中に手を忍ばせれば、下着越しからでも水気を感じる。

「へー…触っていないのにこんなになってるんだ?」
「…る、さい!」
「兄さんの仕込みは相当だったみたいだな」

同じ形を加えて興奮した?と聞けば刹那は「違うっ!!」と悲鳴に近い声を上げた。
だがまるで説得力がない。
現に少しズボンを履かせたまま下着をずらし指を入れれば、チュプリといういやらしい水音と共に熱い粘液が溢れた。
「やだ…」
「やじゃないだろ、こんなにしといてさ…」
21と聞いたがベッドに横たわり顔を赤くしシーツを掴んで耐える刹那はどう見ても10代の少女にしか見えない。
今の状況でさえ背徳感を感じるのに、4年前の彼女に手を出したということは兄は相当彼女を気に入っていたのだろう。

「それに男の部屋に来たんだ…お前さんだってたまってたから来たんだろ?」
「…っそれ、は」
「ならお互い楽しむだけだ」

ぐちゃぐちゃと指を突き立て掻き回せば反論しようとした刹那の声は甘い喘ぎに変わる。
結局、本気で抵抗出来ないくせに。
お前も周りも同じだ。
割りきったような顔をするなら、同じ名前を継がせるな。

「迷惑、なんだよっ…」

小さな呟きは水音と布ずれの音に掻き消された。
顔を赤くし耐える彼女に聞こえたかどうかはわからない。

十分に解れたことを確認し、下着と共にズボンを抜き去ればつうっと雫が内股を伝う。
足を掴めば熱を出しているのかというくらい体が熱く、もしかしてこいつは4年間操たてをしていたのではないかと思った。
随分愛されていたものだ、兄は。
そんなに大切に守ってきたそれを、弟に破られるなんてあの世にいる兄はどう思っているだろうか。
「駄目だ…ロック、オン…」
首を力なく振りながら、刹那は生理的な涙を浮かべてロックオンを見つめてくる。
胸につくほどに足を折り曲げられ、痴態を遠慮なく晒しながらのそれは嗜虐心をそそり、ロックオンは久しぶりの情事に溜まっていたこともあり、快楽への期待に下半身にはすぐ熱が集まった。

「はっ…そうやって兄さんも喜ばせたんだろ?」
「違う!」

もう我慢は出来ない。
ぴくぴくと期待に震える蕾を嘲るように見下し、ロックオンもまた快楽を得るために猛るそれを入り口に押し付けた。

「もう遅いよ、俺を兄さんだと思ってりゃいいじゃねぇか」
「ぁっ…!」

ツプリ、と先端が熱い花弁に埋まる。
刹那はぶるりと体を震わせるも、力なくロックオンに手を伸ばした。

「お前も俺の中に兄さんを見てるんだろ?身体はそう言ってる。」
「ぅっ…んっ違う…」

ズプズプと中に自身を埋めていく。熱いそこは待ってましたと言わんばかりに歓喜し、ロックオンのものを締め付けてきた。
そこで理性が焼ききれた。
後は下半身にくすぶる熱を高めるために、ひたすら彼女の身体を揺さぶった。
もう声も聞きたくない。
虚ろにライルを見つめる瞳も見たくない。
ただ生理的に雌を求め、腰を律動させた。虚しさも、悔しさも、快楽も、全てをかき混ぜて彼女を貫いた。

刹那の口が酸欠の魚のようにパクパクと開閉する。久しぶりに感じた強すぎる快楽に、閉じることすらままならなくなった口元から唾液が伝ってシーツに染みを作った。
しかしそれでも震える彼女の細い手が伸び、ライルの頬に触れた。

「お前は…ライルだっ…」

絶頂に近づき、ラストスパートにかけて打ち付ける速度を高めていた時。
身に走る快楽に顔を歪めながらも、刹那は声を上擦らせながらライルに言った。
「俺は、確かに…っ、ロック、オンを、ニールを…ぁ、わ、すれられ、ない…お前に、ニールを、かさねていた……、で、も…っ!!!」

もう野獣のように快楽をただ追い求め腰を振るうライルにはよく聞こえなかった。
卑猥な水音と、きしむベットのスプリングと、肌と肌を打ち付けあう音でそれは今にもかき消されてしまいそうで。
だが熱に浮かされ、潤んだ彼女の瞳から衝撃により雫が落ち、シーツに落ちる。

「お前が、い、ちばん…ニールと、自分を、くらべてるっ…!!!」

何かが砕ける音がした。
思わず腰の動きを止める。
しかし刹那がそう叫んだ瞬間、いいところに当たったのか彼女の身体は陸に上がった魚のように跳ねあがった。
一際甲高い、泣き叫ぶような声と共に熱く蠢く肉が締め付けてくる。

「あ…」

駄目だ。
刹那がそう呟いた気がした。
しかし許容以上の快楽にただでさえそそりたっていたライル自身が耐えきれるはずもなく、彼女の中に惜し気もなく弾けた。
中に爆発寸前までに燻っていた熱が、やわやわと胎動する中に全て注がれる。

「…、こんな、ことして、ニールを、否定しても、」

お前はロックオンで、ライルなのは変わらない。
そして、俺の中で息づくニールも。

「自分で、自分を、否定して…楽に、なれる、のか?」

刹那の手がライルの白磁の頬に触れた。
彼女の瞳は濡れている。
だが鮮やかな赤の中に淀んだ泥のように沈む暗い暗い後悔と、ライルへの憐憫を見た瞬間。
彼女の瞳には、兄も、ライルも、映っていなかったのだ。
何かに耐え切れなくなった。
冷めた思いも、情欲も全て波に攫われるかのように消えうせていったのだ。

力なくずるり、と中のものを取り出した。濃い白濁が同時にとぷり、と溢れる。
そしてそれと同時に、刹那の褐色の頬に、透明な雫が上から落ちて、弾けた。

「ライル・ディランディ」

そう呼び掛ければ、力なく崩れ落ち、刹那の薄い胸に落ちたライル。
その大きいが、力なくうなだれた身体に腕を回しながら、刹那もまた生理的なものではない涙を静かにこぼした。

熱と快楽への充足は満たせても、急速に冷めていく体と砕けた心が、虚しかった。
結局、ライルは何一つ兄に届きやしない。
彼女はニールとライルを同一視することはなく、しかし結局彼女の心に占めている存在はただ独り、自分と全く同じ容姿をした、しかし魂がまるで違う片割れなのだ。
認めて欲しかった。
ただ、ライルと言う存在を、心に占めて欲しかった。
誰かに。
しかし、彼女はライルと言う存在を認めていても、決して心の奥底を踏みにじらせようとしない。
絶望や失望をもってしても、俺は兄さんに敵いやしなかった。


「お前は、ニールにもなれない、だけど、ロックオンなんだ
ライル・ディランディ・・・」


そんな、優しい声音でいうな。
何もかも、悟っていたかのような瞳で言うな。
あんたは最初からそうだった。
本当の感情も、決して俺にはみせやしない。
全て、あの人にだけ見せるために。
俺は、完全に別人扱いされていたのだ。
嫌われる前に、拒絶される前に、最初からこいつのなかにはニールしかいない。
ライルは「今のロックオン」として、ただの仲間とだけ考えていたのだ。



ああ、俺もまた兄さんに捕らわれている。
兄さん、貴方は、こうなることを予測していたのか?
だから先に逝ってあざ笑っているのか?
何一つ、勝てない弟の事を。
いや、あざ笑いもしない。
彼のことだから、優しい笑みを浮かべて虚しさに押しつぶされた俺を見つめているだろう。
残酷なまでの、優しさでもって。
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