OO中心戯れ言ばっか。ハム至上主義で刹受け中心カオスブログ。

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突発ロク刹しかもにょたネタ。ED派生と言ってみるがあまりなってませんうはっ
にょた嫌いな方は全力で逃げて下さい。捏造も甚だしい痛いネタです。
珍しく甘くなりました。というか最近刹那が乙女になるのが困る。
にょた嫌いな方は全力で逃げて下さい。捏造も甚だしい痛いネタです。
珍しく甘くなりました。というか最近刹那が乙女になるのが困る。
honey scissors
「鋏貸せ」
珍しく刹那からロックオンの部屋に訪れたというのに、開口一番にそう言われた。
インターフォンから刹那の声が聞こえて、ドアの前で一人心臓バクついていたというのに拍子抜けして肩を落とす。
というか何を期待してたんだ俺は。
彼女を好きだと自覚したのはつい最近で。恋愛関係においては百戦錬磨であるはずの自分が、八歳も下の子供にペースを乱されている。
しかもまだ駆け引きというものを知らない刹那は限りなく無自覚で、というかロ
ックオンのあからさまな好意にさえ気付いてないようでちょっぴり泣きたくなる。
その無知ゆえの鈍感さが時折小悪魔に見えるのは、俺の性根が腐っているからな
のか?
「ロックオン?」
しばらく一人でうなっていたロックオンを、刹那はいぶかしげに見つめてくる。
ここで貸さないのもなんなので、我ながら情けない声で返事を返しつつ工
具箱に入れていた武骨な鋏を取りだし「ほらよ」と手渡そうとした。
が、はたと疑問を感じて手を止めた。
「そういや何に使うんだ?」
ここはプトレマイオスの艦内。一応太陽エネルギーの補充としてデュナメスとエクシアを着艦させているだけであり、出撃要請があればすぐにでも出れるようにしてる。仮住まいは地上にあるため当然私物は少ない。刹那ならばなおさらだろう。
鋏なんて、ここにいる限りではあまり必要はないと思うが。工作でもするのか?
「髪を切る」
「・・・は?」
「髪が伸びてきたから、切るためだ」
きっぱりとした口調に、ロックオンの予想は見事に破砕される。
想像を絶する答えに思わず口をぽかんと開けてしまうと、刹那は訝しげに紅茶色の瞳を顰めた。
「・・・なんだ?用は済んだが」
「っって、ちょっと待て!!!」
鋏を片手に後ろを向きかけた少女の腕を、思わず掴んでしまう。
冗談かとおもったが、こいつならやりかねない。というかおそらく本気なのだろう。
「おまえ切るっていったってなぁ・・・それ工具用の鋏なんだぞ?」
「切れれば問題ない」
「そういう問題じゃねだろ!」
さも当然のように言い切る少女に、ここまで容姿に無頓着だとはと絶句した。
確かに刹那の髪は肩につきそうなまでに伸び、前髪も大分目にかかってきている。
マイスターとして視界を確保するのは死活問題だ。(その割には俺もアレルヤも前髪長いが)
だがしかし、いくらなんでもそれではばっさり切れすぎてしまう。
ロックオンがとめなければ、あと数時間後にはぱっつんになっていただろうに。
お前一応女の子なんだからなあ・・・
目下で首を傾げている少女にそういいたげに視線を向けたが、全く理解しそうにもなかった。
まあ、そういう潔いところも好きなんだけど。
「もういい、俺が切ってやるよ。」
流石に刹那に任せて置けないと思い言うと、刹那が何故か驚いて目を見開いた。
なんだその目、信用してないって目だな。
その鋏で切ろうとしてたおまえよかずっと安心だと思うんだが。
「いい」
「いいじゃないの」
「そんな義理はない」
「あまり変な髪形してたら目立つだろ、馬鹿」
そうため息混じりにわしゃっと髪をなでてやると、むすっとした顔で睨んでくるものの、刹那はそれ以上何も言わなかった。
おりこうさん、といってさらにかき混ぜるように撫でると、さすがに手をはたかれた。
洗面所に、刹那とロックオンと二人で鏡に向く。
白い洗面台にはクリスティナから借りてきた、先程よりかはずっと細く華奢な鋏が何本か置いてある。
髪を水で湿らせると、首筋に水滴が流れたのか刹那が少し身震いをした。ちょっと可愛い。
「はい、動くなよ」
「・・・」
あとは二人とも終始無言で、洗面所にはチョキン、チョキンと小気味のいい音しか聞こえなくなった。
かけてある白い布に、短めの黒髪が落ちてよく映える。
髪先を小さく指で挟んできれいに整え、(そういえば髪先が乱雑に切られていた)前髪に移行した。
「お前さ」
「・・・」
落ちる毛の感触がこそばゆいのか目を閉じている刹那を鏡越しに見ながら、独り言のように語り掛ける。
「短いのも似合うけど、長いのも似合うんじゃねえか?」
女の子なんだから。そう付け足すと、刹那が急にばっと顔を起こした。
「うおっ危ねえな!!変なところ切っちまうところだったろ?!」
いきなりの行動に非難の声をあげるも、刹那はぱちくり目を丸くしてと鏡越しにロックオンの顔を見つめてくる。
「・・・任務に支障がでるだろう」
「そんなことねえよ。俺もアレルヤもティエリアも髪長いけど強いじゃねえか」
「・・・じゃあ切ったらもっと効率よく任務が」
「いや、そういう問題じゃねえってば・・・全く」
クリスやフェルトだって長いじゃねえかやらティエリアなんて小言言ってくるくせにお前より女っぽい髪型だろとか言ってやると、刹那はしばらく髪に目が入るのを忘れてロックオンの手元を見つめている。
「・・・」
「ほら、出来たぞ」
白い布を外してやり、顔にかかった髪を払ってやろうと刹那をこちらに向きなおさせると、何故か視線を逸らしてくることに気づいた。
「ん?どうした」
「・・・」
なぜかぷいと顔を逸らしてくる刹那に、ロックオンは頭に疑問符を浮かべた。
「なんだよ、あ、こらまだ髪が顔にかかってるって」
すぐさま部屋に戻ろうとする刹那を捕まえて、顔をやさしくはたいてやると、耳の端が赤くなった刹那が、くすぐったそうに瞼を閉じた。
潮風に体にかけられた布がはためく。
「なんかさ」
ちょきん、と小さな音が連続する。
その都度髪の束が落ち、風に吹かれて輝く海へと消えた。
その様子がものめずらしくて見つめていると、ロックオンが少し長くなった刹那の髪を指に絡めてくる。
あれから数ヶ月。何回か髪を切ろうと思ったが、その度にロックオンの言葉を思い出し、なんとなく切れずにいた。
自分では短いほうが絶対的に似合うと思うのだが。
「髪、伸びたな」
「・・・ああ」
そして久しぶりの休暇を機に、また長くなり始めた前髪を見かねてロックオンが散髪してくれている。
なぜ外(それも海辺で)でやるのかは理解できないが。
だが澄み切った青空と麗らかな日の光の下で彼と二人でいるのは、悪くはない。
今日は前髪から切っていたロックオンが後ろ髪に手を進めようとしたそのとき、とっさに彼の白い腕を掴んでしまっていた。
「・・・いい」
「え?」
「まだ、いい」
後ろ髪が、風に流れてさらさらとなびく。
くせだらけの艶も何もない汚い髪だけど、なんとなくしばらくは、伸ばしていたかった。
ロックオンの白く長い指が自分の黒髪に絡まるのをみるのが、好きだから。
「そっか」
背後のロックオンが、刹那の頭に手を置く。かと思ったら鋏を放り投げて、刹那の顔を覗き込んでにっと笑った。
「似合ってるぜ」
その笑顔が太陽よりも海よりも、落ちる鋏の反射する光よりもまぶしくて、気恥ずかしくて目を逸らしてしまった。
「鋏貸せ」
珍しく刹那からロックオンの部屋に訪れたというのに、開口一番にそう言われた。
インターフォンから刹那の声が聞こえて、ドアの前で一人心臓バクついていたというのに拍子抜けして肩を落とす。
というか何を期待してたんだ俺は。
彼女を好きだと自覚したのはつい最近で。恋愛関係においては百戦錬磨であるはずの自分が、八歳も下の子供にペースを乱されている。
しかもまだ駆け引きというものを知らない刹那は限りなく無自覚で、というかロ
ックオンのあからさまな好意にさえ気付いてないようでちょっぴり泣きたくなる。
その無知ゆえの鈍感さが時折小悪魔に見えるのは、俺の性根が腐っているからな
のか?
「ロックオン?」
しばらく一人でうなっていたロックオンを、刹那はいぶかしげに見つめてくる。
ここで貸さないのもなんなので、我ながら情けない声で返事を返しつつ工
具箱に入れていた武骨な鋏を取りだし「ほらよ」と手渡そうとした。
が、はたと疑問を感じて手を止めた。
「そういや何に使うんだ?」
ここはプトレマイオスの艦内。一応太陽エネルギーの補充としてデュナメスとエクシアを着艦させているだけであり、出撃要請があればすぐにでも出れるようにしてる。仮住まいは地上にあるため当然私物は少ない。刹那ならばなおさらだろう。
鋏なんて、ここにいる限りではあまり必要はないと思うが。工作でもするのか?
「髪を切る」
「・・・は?」
「髪が伸びてきたから、切るためだ」
きっぱりとした口調に、ロックオンの予想は見事に破砕される。
想像を絶する答えに思わず口をぽかんと開けてしまうと、刹那は訝しげに紅茶色の瞳を顰めた。
「・・・なんだ?用は済んだが」
「っって、ちょっと待て!!!」
鋏を片手に後ろを向きかけた少女の腕を、思わず掴んでしまう。
冗談かとおもったが、こいつならやりかねない。というかおそらく本気なのだろう。
「おまえ切るっていったってなぁ・・・それ工具用の鋏なんだぞ?」
「切れれば問題ない」
「そういう問題じゃねだろ!」
さも当然のように言い切る少女に、ここまで容姿に無頓着だとはと絶句した。
確かに刹那の髪は肩につきそうなまでに伸び、前髪も大分目にかかってきている。
マイスターとして視界を確保するのは死活問題だ。(その割には俺もアレルヤも前髪長いが)
だがしかし、いくらなんでもそれではばっさり切れすぎてしまう。
ロックオンがとめなければ、あと数時間後にはぱっつんになっていただろうに。
お前一応女の子なんだからなあ・・・
目下で首を傾げている少女にそういいたげに視線を向けたが、全く理解しそうにもなかった。
まあ、そういう潔いところも好きなんだけど。
「もういい、俺が切ってやるよ。」
流石に刹那に任せて置けないと思い言うと、刹那が何故か驚いて目を見開いた。
なんだその目、信用してないって目だな。
その鋏で切ろうとしてたおまえよかずっと安心だと思うんだが。
「いい」
「いいじゃないの」
「そんな義理はない」
「あまり変な髪形してたら目立つだろ、馬鹿」
そうため息混じりにわしゃっと髪をなでてやると、むすっとした顔で睨んでくるものの、刹那はそれ以上何も言わなかった。
おりこうさん、といってさらにかき混ぜるように撫でると、さすがに手をはたかれた。
洗面所に、刹那とロックオンと二人で鏡に向く。
白い洗面台にはクリスティナから借りてきた、先程よりかはずっと細く華奢な鋏が何本か置いてある。
髪を水で湿らせると、首筋に水滴が流れたのか刹那が少し身震いをした。ちょっと可愛い。
「はい、動くなよ」
「・・・」
あとは二人とも終始無言で、洗面所にはチョキン、チョキンと小気味のいい音しか聞こえなくなった。
かけてある白い布に、短めの黒髪が落ちてよく映える。
髪先を小さく指で挟んできれいに整え、(そういえば髪先が乱雑に切られていた)前髪に移行した。
「お前さ」
「・・・」
落ちる毛の感触がこそばゆいのか目を閉じている刹那を鏡越しに見ながら、独り言のように語り掛ける。
「短いのも似合うけど、長いのも似合うんじゃねえか?」
女の子なんだから。そう付け足すと、刹那が急にばっと顔を起こした。
「うおっ危ねえな!!変なところ切っちまうところだったろ?!」
いきなりの行動に非難の声をあげるも、刹那はぱちくり目を丸くしてと鏡越しにロックオンの顔を見つめてくる。
「・・・任務に支障がでるだろう」
「そんなことねえよ。俺もアレルヤもティエリアも髪長いけど強いじゃねえか」
「・・・じゃあ切ったらもっと効率よく任務が」
「いや、そういう問題じゃねえってば・・・全く」
クリスやフェルトだって長いじゃねえかやらティエリアなんて小言言ってくるくせにお前より女っぽい髪型だろとか言ってやると、刹那はしばらく髪に目が入るのを忘れてロックオンの手元を見つめている。
「・・・」
「ほら、出来たぞ」
白い布を外してやり、顔にかかった髪を払ってやろうと刹那をこちらに向きなおさせると、何故か視線を逸らしてくることに気づいた。
「ん?どうした」
「・・・」
なぜかぷいと顔を逸らしてくる刹那に、ロックオンは頭に疑問符を浮かべた。
「なんだよ、あ、こらまだ髪が顔にかかってるって」
すぐさま部屋に戻ろうとする刹那を捕まえて、顔をやさしくはたいてやると、耳の端が赤くなった刹那が、くすぐったそうに瞼を閉じた。
潮風に体にかけられた布がはためく。
「なんかさ」
ちょきん、と小さな音が連続する。
その都度髪の束が落ち、風に吹かれて輝く海へと消えた。
その様子がものめずらしくて見つめていると、ロックオンが少し長くなった刹那の髪を指に絡めてくる。
あれから数ヶ月。何回か髪を切ろうと思ったが、その度にロックオンの言葉を思い出し、なんとなく切れずにいた。
自分では短いほうが絶対的に似合うと思うのだが。
「髪、伸びたな」
「・・・ああ」
そして久しぶりの休暇を機に、また長くなり始めた前髪を見かねてロックオンが散髪してくれている。
なぜ外(それも海辺で)でやるのかは理解できないが。
だが澄み切った青空と麗らかな日の光の下で彼と二人でいるのは、悪くはない。
今日は前髪から切っていたロックオンが後ろ髪に手を進めようとしたそのとき、とっさに彼の白い腕を掴んでしまっていた。
「・・・いい」
「え?」
「まだ、いい」
後ろ髪が、風に流れてさらさらとなびく。
くせだらけの艶も何もない汚い髪だけど、なんとなくしばらくは、伸ばしていたかった。
ロックオンの白く長い指が自分の黒髪に絡まるのをみるのが、好きだから。
「そっか」
背後のロックオンが、刹那の頭に手を置く。かと思ったら鋏を放り投げて、刹那の顔を覗き込んでにっと笑った。
「似合ってるぜ」
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FIRST
「非晶質。」にようこそ。
ここはグラハム・エーカー至上主義グラ刹になりそうな予感のする二次創作腐女子ブログです。
初めての方は「ハジメニ」を読んでください。わからずに突き進むと大変なことになります。
にょただらけなので苦手な方はご遠慮ください。
感想、誤字脱字、その他管理人に突っ込みたい方は最下部のメルフォからか、↓の☆を@に変えてお願いします。
ham_otomeza_12g☆yahoo.co.jp
管理人:流離
since:20071112
更新停止中。twitterで色々妄想してます。
サイト FE覚醒ブログ(NL中心)
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にょただらけなので苦手な方はご遠慮ください。
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