OO中心戯れ言ばっか。ハム至上主義で刹受け中心カオスブログ。

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20万記念ガンダム婚後編です。
ほんのりビリ→スメでスメラギさん崩壊でジョシュアと兄貴が哀れです。
ちなみに遠隔操作辺りはご都合主義なのでスルーしてください☆
もうジューンブライドの欠片もありませんが、今日はハムの日(ハロの日ということはスルー)ということで許してください。
ほんのりビリ→スメでスメラギさん崩壊でジョシュアと兄貴が哀れです。
ちなみに遠隔操作辺りはご都合主義なのでスルーしてください☆
もうジューンブライドの欠片もありませんが、今日はハムの日(ハロの日ということはスルー)ということで許してください。
式は最初ハプニング?に襲われたが案外進行はスムーズだった。
結婚式のスピーチは友人代表としてカタギリが行い、延々と続くスピーチに飽きたスメラギが乾杯という前にシャンパンを飲み始め、大分ぐだぐだになったり、
新婦の父親役としてロックオンと名乗る青年がスピーチをした時は数々の思い出に感極まり、「お父さんは許しません!」といきなり新郎に掴みかかりCBとユニオンで乱闘が起こったりしたが、まあそこら辺は無視しよう。
「やっぱりてめぇみたいな変態金髪童顔に刹那をやれるか!」
「最初から死亡フラグ立ちまくりで本当に爆発した軟弱な君には言われたくないな!私は12Gで血を吐き爆発しても生きていたぞ!」
「普通は死ぬだろうがこのKY!仮面つけてくたばってろ!」
「そうだ…君みたいな公式で男色家な変態仮面に最高機密たるガンダムマイスターを与えるのは相応しくない…そうとも!万死に値する!!」
いつもは無表情に事を見つめている刹那も、この日ばかりは表情を緩め、ピンクの巻き毛の少女や教授と話ながら、穏やかな顔で殴り合う彼等を見つめていた。
最も夫がロックオンとティエリアという美青年にフルボッコされていても止めずに見守っていたのだが。むしろ清々しいと言わんばかりの顔だ。
式も終わりに近づき、薄桃や白のフラワーシャワー(グラハムに向かっては小石が混じっていた気がする)を浴びながら、新郎新婦は彼等を見下ろすガンダムに向かった。
刹那が先に遠隔操作でガンダムに片膝をつかせ、手を差し出させる。そして、手を下げさせるとグラハムは刹那を軽々と抱え、ガンダムの手に乗った。
「ねぇ、これってもしかして…」
「ええ、逃すわけには行かないわ…!」
女性陣が何かを察したのか、ほろ酔いの男たちを突飛ばし前に陣取り始めた。衣装が台無しになる位目が野獣のようにギラギラと輝き始めている。
視線の先は、ガンダムの掌に乗って、ゆっくりとガンダムの胸元まで向かう刹那の手元の白薔薇で出来た可憐なブーケ。
ガンダムの動きがゆっくりと止まるとグラハムは刹那をそっと下ろし、細腰を引き寄せ顔を見れば刹那が頷き、ブーケを持った手が振り上げられた。
「スメラギさん、予測は?!」
「考えられるパターンは数十通り…風の向きや速度、重力計算からして…」
花嫁が勢いよくブーケを投げた。ベールがふわりと陽光に透け、かなりの高度から落とされたブーケは長いリボンをたなびかせて、放物線を描いて落ちていく。
そう、真っ直ぐにカタギリの方向に。
「ここよ!」
カタギリが手を伸ばそうとした瞬間、淡い期待に手を伸ばしていたジョシュアを踏み倒し、スメラギがMSも真っ青な位のスピードでカタギリに向かった。
一瞬スメラギと視線があい、にこりと微笑まれる。その笑顔に思わず見惚れていると、スメラギが今まさにカタギリの手に落ちようとしたブーケを奪い去り、近くにいたロックオンを踏み台にして華麗に着地した。
「あ、スメラギさんずるーい!」
「うるさいわね、私も二期には三十路過ぎなのよ…手段は選べないわ」
「すごい…超兵の反射神経をもってもあの反応速度は難しいよ」
「スメラギ・李・ノリエガは三十路過ぎということで危機感を持ったのだな…これが人間の潜在能力か」
「ティエリア…そんなに営倉入りしたいの?」
初恋の女性は凄まじくどす黒い笑顔でティエリアに向かって笑いかけている。彼女の下にはいまだ突っ伏している哀れなロックオンの姿があった。
「…僕の方が相当ヤバイんだけど」
手元に一片だけ残った白い花弁を見つめ、カタギリは一人ため息をつく。というか結婚したいなら僕とすればいいのに…とブーケを片手に祝杯と称して酒を煽る思い人を見つめた。
「盛り上がっているな」
「ああ…」
風の音で幾分掻き消されながらも祭り騒ぎのように聞こえてくる参列者の声に、二人は身を寄せあいながら見下ろしていた。
「本当によかったのかい?彼等と離れることにはなるが」
「ああ…俺にはガンダムがあればいい」
「今日くらいは私がいれば、といってくれてもいいだろう?」
苦笑しつつ抱き締めてくる夫の姿を一瞥すると、刹那はふいと顔を背けて呟いた。
「…そんなことを言ってもお前はへこたれないし、第一俺が帰りたいとっても手放す気もないだろう?」
ベールに隠れてみえないが、きっと彼女の頬は林檎のように赤いだろう。
「当然さ」
グラハムは素直に言えない花嫁の手をとり、薬指につけられている白銀に輝く指輪に口づけを落とす。
刹那の誕生石であるダイヤモンドと、ガンダムに似た色の鮮やかなブルーサファイアがあしらわれているシンプルだが上品な指輪。グラハムの薬指にも、同じ輝きがあった。
「一生離してあげないよ」
そしていまだ顔を赤くしそむけている刹那の顎をゆっくりと掴む。
刹那が驚いたように柘榴石の瞳を向け、そして察したのかゆっくりと長い睫毛を伏せる。燦燦とふりしきる陽光で、睫毛の落とす影まではっきりとみえた。
それを確認し、グラハムはそっと、自らの唇を花嫁のものに合わせた。
「わあ、綺麗…」
「お熱いことっすね」
クリスティナとリヒテンダールが緑の粒子が輝く中口付けを交し合う二人に見惚れ、それに気づき皆空を仰いだ。
「せ、刹那ぁ…」
「諦めろ…」
女性陣がうっとりとその光景に見惚れる中ロックオンがひとり場をぶち壊さんばかりの情けない声をあげ、ラッセが慰めるように肩をたたいた。
カタギリもまた隣にいる彼女を期待の視線でみるも、彼女は「めでたいことよねっ!」とブーケを腰にあて酒を煽っているのだからムードのかけらもない。
そしてみなの視線に気づいた刹那がグラハムの胸をどんどんとたたくが、むしろ見せ付けるようにグラハムは口付けを深くしていった。さっきのロックオンに対する見せつけか、あるいは天然でそうしているのか。
結局「やめろ馬鹿ハム!」と新婦に殴られあわやガンダムから転落しそうになることによってバカップルは暴走を止めた。
「というわけで諸君!本日は参列してくれた旨を感謝しよう!」
「うっせー早くどっか行け変態!」
男性陣…主にマイスターがブーイングをするも、グラハムは胸を張り勝ち誇ったように彼らを見下した。
「…ふふふ、そうさせてもらおう!これから私と刹那は甘い甘い、とろけんばかりの蜜月を過ごしに行くのだからな!というわけで刹那!」
「…了解。」
「いや、刹那は置いていけって!!お父さんはまだお前のこと認めていない!」
マイスター達が次々と反対するも、ドレスをはためかせコックピットに入り込む刹那と、続いて半開きになった入り口から乗り込み半身をさらさせるグラハムとが、優雅に下界に向かって手をふった。
「それでは皆、さらばだ!これから刹那と子作りという名の深夜の格闘技があるからな!」
「…蹴落とすぞ貴様。」
「はははは照れるな刹那!お互い全てをさらけ出そうじゃないか!!」
「ねえ、そういう会話公の場でしないでくれる?!」
色々と恥ずかしい言葉を繰りだすグラハムを尻目に、ガンダムは急激に粒子を放出し、ふわりと浮かび上がった。
新婦入場の時のようにまたテーブルが倒れ、スメラギが酒だけは死守しようとブーケとワイングラスを抱えている。
「それではチョリーーーーーーッス!」
「ねえその挨拶式台無しあんだけど?!」
カタギリの突っ込みも虚しく、また新婦父兄の嘆きも虚しく、ガンダムはゆっくりと浮上していき、そして一際輝きを放つと、一気に飛び去り、そして蒼穹の中に消えていった。
「お、おい!デュナメスを出せ!!あの変態を止めないと刹那が…俺の刹那がっ!!」
「貴方のものであることは同意しかねるが、ガンダムを出すことは推奨する。ヴァーチェ、ヴァーチェをだせ!いやナドレか?!」
「キュリオスなら追いつけるっ刹那の貞操がっ!!」
おろおろと騒ぎ出す参加者とガンダムマイスターをよそに、カタギリはじっと、ガンダムが消えていった空を見上げた。
「…まあ他人に迷惑をかけない程度に幸せになってね」
どこまでもただ広がる草原に、粒子の残滓がきらきらとこぼれ落ち、消えた。
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「非晶質。」にようこそ。
ここはグラハム・エーカー至上主義グラ刹になりそうな予感のする二次創作腐女子ブログです。
初めての方は「ハジメニ」を読んでください。わからずに突き進むと大変なことになります。
にょただらけなので苦手な方はご遠慮ください。
感想、誤字脱字、その他管理人に突っ込みたい方は最下部のメルフォからか、↓の☆を@に変えてお願いします。
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管理人:流離
since:20071112
更新停止中。twitterで色々妄想してます。
サイト FE覚醒ブログ(NL中心)
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