OO中心戯れ言ばっか。ハム至上主義で刹受け中心カオスブログ。

×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
やっとハムが出た。
すごい進行遅くてすみません・・・前作以上の遅さだよ・・・
この分だとR指定の話までは当分先です。戦闘シーンをかっこよくかける方を尊敬します。武器の名前とか自信ないです。
今回は刹那視点です。
すごい進行遅くてすみません・・・前作以上の遅さだよ・・・
この分だとR指定の話までは当分先です。戦闘シーンをかっこよくかける方を尊敬します。武器の名前とか自信ないです。
今回は刹那視点です。
気づきはじめていた。
衰弱していく体が、最近エクシアな反応速度についていけないこと。
このまま任務をこなしていけば、やがてボロが露呈されることも。
ずっと隠してきた。だが、限界が近いことをロックオンの前で倒れたことで証明された。
一瞬降ろされるかも知れない、と頭が真っ白になった。
でも彼は隠してくれているようで、それでいて刹那に手を伸ばしてくれた。最初は同情かと思ったが、言葉はかけずただ傍にいてくれて。
ロックオンにすがることは出来ない。
これは、自分自身の戦いなのだ。
スメラギから任務を聞いた瞬間、刹那の頭にはあの黒いフラッグが閃いた。
予感ではない、
奴は、必ず来る。
これは刹那を、ガンダムを誘き寄せるための囮なのだ。
ガンダムに執着している彼が来ないはずかない。
エクシアから離れない為にも、これ以上の状態悪化を押さえる為にも。
そして、ロックオンにこれ以上迷惑をかけない為にも。
「グラハム・エーカー…」
暗いコックピットに独り座っていると、あの事がありありと思い出された。
女だとばれたこと。
荒い息づかい、不可解な感覚、よくわからないうちに蹂躙された未熟な体。
惨めな気持ちは消えることは一生ないと思うけど、悪夢に終止符を討つことができる。
もし、今回無事に帰れたら、女として生きていける気がした。
アイーシャを見捨てたことも、沢山の命を殺めてきた罪を赦されるとは思っていない。
報いはいずれ受けるから、だから今は。
GN粒子のおかげで赤く発光しながら大気が切り裂かれ、母なる星の輝く青さが目に痛いくらいに広がっていった。
「行くぞ、エクシア!」
大気圏を抜け、雲の中を通り抜けていく。
一つ、終わらせるんだ。
ソランが刹那・F・セイエイである為にも。
カナダの山岳部。
先程までいた太陽の光を存分に受ける蒼天と違い、厚い雲に覆われた空の下は横殴りの雪が吹雪いていた。
『うっわ視界ひでぇな…』
モニターに映る景色はただ白く、レーダーは的確にテロリストの拠点を移しているが、視界が確保されない以上油断は出来ない。
『目標が視認できないから射撃は出来ないな…刹那、頼む』
「了解。」
実体剣であるソードよりもビームサーベルの方が視界に写りやすいだろう。
ビームサーベルを引き抜き、赤い光が白い世界に閃いた。雪が蒸発し、ビームの光がクリアに見える。
「エクシア、目標を駆逐する」
相手もガンダムを視認、対空MSを繰り出してきた。
モノトーンの世界の中、鮮やかな青の機体が緑の光を纏い、断罪の天使の如く舞い降りた。
スメラギの予測通り、テロリスト達はあっさりと撃破できた。
下腹部は思い出したように時折疼くが、精神的に落ち着いている為か体が軽く、
エクシアと一体化できたかと思うくらいに易々と剣を振るうことができる。
『刹那っ!』
最後の一気を切り裂いた瞬間、ロックオンの通信と共に青い光線が付近の木々にぶつかり、一瞬にして消し炭にした。
『やっぱり待ち伏せしてやがったか!』
振り向けば白い雪を機体の放つ熱で蒸発させ、白いオーラを纏った黒いカスタムフラッグがリニアライフルを構えていた。
『刹那、あまり俺からはなれんな!照準がこの視界だと狂っちまう』
「了解」
刹那もGNソードを抜きながら、デュナメスの近くに移動した。
目の前に対峙しているフラッグはいずれも右利き用だ。
あいつはいない。
だが彼を探す間もなくフラッグ達が襲い掛かってきた。
ロックオンの射撃でまず一機行動不能になった。
一瞬陣形が崩れた隙をついてソードを振りかざし、確実にしとめていく。だが普通のフラッグよりも装甲が丈夫で統制も取れている為、数が少ない割には中々数が減らせない。
否、彼方からもあまり手をだしてこないのだ。ソニックブレイドを使わずリニアライフルで遠距離射撃してくる為、中々こちらの攻撃が当たらない。
まさか、消耗戦か?
GNソードをライフルモードに変えるがもともと射撃を得意としていない上にの
天候だとあまり効果をなさなかった。
舌打ちをし、やはりいつものように斬り込むことにした。
ソードを煌めかせ、一気に近づき勢いで切り裂いていく。後ろに近付いてきたフラッグにもショートブレードを投擲、隙を見せた瞬間にコックピットごと貫いた。
あいつは未だに現れない。
まさか、これは別の部隊か?
回避しようとした数機をロックオンが撃ち抜き、曇天の世界が一瞬白く輝いた。
爆発で一瞬モニターにノイズが走る。その瞬間、余地していない方向から警告音が鳴った。
ついで、横殴りの衝撃を受け一瞬機体が傾く。
『刹那っ!』
ロックオンの叫びを無視し、刹那は見えにくい視界の中ソードを振った。
火花が四方八方に飛び散り世界を明るく彩る。
煙が剣圧で瞬間的に掻き消され、禍々しい黒い機体が全面に映し出された。
左手に青く光を放つソニックブレイド。
まさか、そう思う前にエクシアを後退させる。
ロックオンが何かを叫んでいたが、聞き取ることさえままならず目の前のフラッグを食い入るように睨みつけた。
剣を合わせた時から本能が告げていた。
あの男だと。
『久しぶりだな、ガンダムのパイロット!』
機械越しに歓喜に満ちた男の声が聞こえた。
見なくてもわかる、あの男はコックピットで笑みを浮かべているのだろう。刹那を組み敷いた時のような、秀麗だが歪んでいる笑みを。
暗くて、
生臭くて、
痛くて、
不可解で。
一瞬あの時のことを思い出し、喉の底から悲鳴が出掛けた。だが歯を食い縛り、操縦棹を握りしめることで何とか耐え、真っ直ぐとコックピットの奥にいるだろう男を睨みつけた。
「グラハム・エーカー…!」
『覚えていてくれたのかい?嬉しいな』
思い出すな。
打ち払うんだ。
悪夢を…下肢に未だに走る痛みを。
エクシアと、空をかけ続ける為に。
自分のような存在をもう出さない為にも。
裁きの剣をまだ受けるわけにはいかない。
「うぁぁぁぁ!」
操縦棹を引き、無意識に抱く恐怖感を掻き消すために咆哮を上げてフラッグに立ち向かった。
ロックオンが相変わらず何かをいっているが突っ込んでいく刹那には聞き取れない。彼にこれ以上迷惑をかけない為にも、これは自分で終わらせなければならないのだ。
エクシアが呼応するように光を放ち、再び互いの剣が激しい音と共に交錯された。
PR

FIRST
「非晶質。」にようこそ。
ここはグラハム・エーカー至上主義グラ刹になりそうな予感のする二次創作腐女子ブログです。
初めての方は「ハジメニ」を読んでください。わからずに突き進むと大変なことになります。
にょただらけなので苦手な方はご遠慮ください。
感想、誤字脱字、その他管理人に突っ込みたい方は最下部のメルフォからか、↓の☆を@に変えてお願いします。
ham_otomeza_12g☆yahoo.co.jp
管理人:流離
since:20071112
更新停止中。twitterで色々妄想してます。
サイト FE覚醒ブログ(NL中心)
ここはグラハム・エーカー至上主義グラ刹になりそうな予感のする二次創作腐女子ブログです。
初めての方は「ハジメニ」を読んでください。わからずに突き進むと大変なことになります。
にょただらけなので苦手な方はご遠慮ください。
感想、誤字脱字、その他管理人に突っ込みたい方は最下部のメルフォからか、↓の☆を@に変えてお願いします。
ham_otomeza_12g☆yahoo.co.jp
管理人:流離
since:20071112
更新停止中。twitterで色々妄想してます。
サイト FE覚醒ブログ(NL中心)
CATEGORIES